イケメンたちの迫力ある書道パフォーマンス&ダンスに大注目!

2010/11/18 23:34 配信

芸能一般

書道対決では生徒たちが凛々しい袴姿で登場

11月18日より東京・新国立劇場中劇場で公演がスタートしたエンターテインメントミュージカル「絆―少年よ大紙を抱け―」の公開舞台げいこが、初日、同会場で行なわれ、その直後に出演者の鍵本輝(Lead)、古屋敬多(Lead)、中土居宏宜(Lead)、谷内伸也(Lead)、高木万平、高木心平へ独占インタビューを行なった。

本作は、文武両道をモットーにする都立相良高校を舞台に、上原大輔(古屋)らスーパー高校生と呼ばれる“S5”と、定時制に通う暴走族総長の弓場竜二(鍵本)ら6人が、ある出来事をきっかけに、「書道パフォーマンス」での対決へ向けて、友情やきずなを深めていく物語。また、教頭役で松尾伴内、教師役で彩輝なお、留学生OB役で韓国のアイドルグループ、SS501のメンバー、パク・ジョンミンが出演していることも話題だ。

――それぞれの役柄の見どころをお聞かせください。

古屋「僕の役・大輔は、普段はシャイなところもあるんですが、すごい熱い心の持ち主。最初と最後のテンションにすごくギャップがあるので、そこを見てもらえればいいなと思います」

鍵本「僕の演じる弓場竜二は、中学校の時に野球で大輔とバッテリーを組んでいたんですが、肩を壊してしまい、その後やけくそになって、暴走族の総長になったという悲しい過去があるんです。もともと優しい性格なので、どれだけつっぱってても根は優しいってところを出すのが難しかったですね」

谷内「東条太一は中学校でインターハイに出場するほどの体操の技術をもっているんですが、入賞はできてないんです。その辺りの悔しい思いや、やり切れない気持ちというか、彼の強い意志が出せたらと思いながら演技をしています」

中土居「瀬戸仁は、中学では体操で日本チャンピオンになってて、体操は太一くんよりもうまいんですが、現在は定時制の学校に通いながらホストとして働いています。僕とは全然性格も違うし、最初はとまどいもあったんですけど、初めてのホストの役ということで、僕にはない、大人な中のセクシーさが出せているんじゃないかなと思ってます」

心平「吉村隆という相良高校の生徒会長で、弟の宏とは対照的な、いつも華やかな環境にいる。一番のみどころは、さわやかさじゃないですかね。すごい笑顔を振りまいているんで、演出家の人に『S5の中で一番さわやかだね』って言ってもらえるんですよ」

万平「宏は兄の隆(心平)とは対照的で、中学時代は引きこもりでいじめられていた過去があって、せりふは少ないんです。でも、その中で、ほかの人のせりふに対して、(教室の)一番後ろの席から思いっきり反応したりとかしているので、そこに人間らしさみたいなのを出したいです。ただ、下を向いているだけじゃない。しゃべらないからって見逃すとケガするぞって(笑)」

――万平さん、心平さんは、ダンスシーンはどうでしたか?

心平「めちゃめちゃ苦労しましたね。Leadのみなさんがうまいから…」

万平「負けるの嫌だし、悔しいじゃないですか。口では、『Lead、お前らに負けないからな』って言ってるのに、ダンスができなかったら、かっこ悪いだけなので、2人でDVDを見ながら練習しました」

心平「でも、DVDデッキが家に1個しかなくて、それぞれ(見るダンスの)DVDが違うから、デッキの取り合いみたいになっちゃって(笑)。リビングのちょっとしたスペースで、1人づつ練習して、アドバイスをし合ったりしましたね」

――最大の見せ場・書道のシーンでは、全員の息を合わせるのが大変そうですよね?

古屋「そうなんです! 僕が書く文字は特に画数が多いので、大変なんですよ」

鍵本「時間内に一文字を書き終えなきゃいけないんですけど、書道ってすごい深いんですよね」

中土居「“留め”とかの意識も必要になってくるんで。僕ら書道も一生懸命練習したんですけど、時間内にっていうのが難しいですね」

谷内「限られた時間の中で思いを乗せて書いてるので、そこも見てほしいですね」

――“絆”というタイトルですが、出演者同士の“きずな”は?

万平「いい感じで2つのグループ(全寮制・定時制)に分かれて、対抗し合っています。すごいですよ、 団結感! 本番前も舞台のそでで気合を入れるために『きずな!』って叫んでやるんです」

心平「最初、僕は熱い感じがちょっと嫌だったんですよ。嫌というか、あまり(輪の中に)入れなくて…でも、1人でけいこ場で台本を読んでいたら、ほかのことをしていたみんなが『練習しようぜ』って集まってきて、チームごとに“きずな”が深まっていますね」

万平「終わった後にメンバーとご飯に行ったり、プライベートで遊んだり。舞台上だけの“きずな”だったら、作れない舞台だねっていう話はみんなでしていて。プライベートから、仲良くして、本音で話し合って、全てを出したいです!」