1989年1月8日、昭和が終わり、平成が始まった。新元号「平成」を発表した時のテレビ視聴率は、平日の昼間にもかかわらず、各局合計で58.1%を記録したという。
「ハイビジョン」は時代の切り替わりと共に存在感を増していく。1991(平成3)年にはNHKが1日8時間のハイビジョンの試験放送を開始している。
ハイビジョンに対応したテレビは、当初数百万円と高価だったものの、1995(平成7)年には50万円を切るハイビジョンテレビが販売されるなど、徐々に手の届きやすい価格帯になっていった。
また、若貴フィーバーに沸いていた大相撲の中継にもNHK衛星第2テレビでハイビジョンが導入されている。1990年代のこうした出来事を通して、ハイビジョンの存在が高まっていった。
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