平成の中頃から終わりにかけて、日本のテレビ放送は歴史的大転換を迎えた。2000(平成12)年に開始されたBSデジタル放送を皮切りに、2001(平成13)年7月に電波法が改正され、地上放送のデジタル化と、アナログ放送の終了が2011(平成23)年7月24日と決定。
放送方式の切り替わりによって、家電としてのテレビも変わっていった。ハイビジョン画質を楽しめるデジタル放送対応の薄型テレビが、ブラウン管のテレビに取って代わったのだ。
事実、アナログ放送終了前の2010(平成22)年11月には、前年比で約2.5倍となる396万台以上もの薄型液晶テレビが出荷されている。こうしてブラウン管のカラーテレビは姿を消し、16:9の比率の薄型ハイビジョンテレビが、平成の終わりに向かうと共に世の中に浸透することになる。
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