超特急、8号車を笑いと興奮に包んだ最高のファンクラブイベント!ファイナル公演をリポート!

2019/03/30 11:25 配信

芸能一般

最高の時間を8号車に贈った6人


後半のライブコーナーではタカシがプロデュースしたモノトーンの衣装で登場した6人。この日のセットリストももちろんタクヤが選曲しており、まずは自身がセンターを務める「PUMP ME UP」でその口火を切った。曲が始まった瞬間、客席にメンバーカラー6色のペンライトが乱れ咲く中、無表情で踊るパラパラから、サビでは一気にはっちゃけるという緩急をつけたダンスを披露する6人。さらに、タクヤがいつも以上に気合のこもった雄叫びを挙げれば、タカシも<平!成!最後の乱れ咲き>を<平!成!最後のファンクラブツアー>と言い換えて歌うなど、会場を大いに盛り上げた。ダンサーたちがラップを繰り広げる「Booster」に続き、「心の準備はできてるかー? OK、最後まで楽しんでいこう!」というリョウガの掛け声で始まったのは、「DJ Dominator」。R&B要素の強いこの曲では、キレのあるダンスというより音に身を委ねるようなメロウなダンスが印象的。照明によって赤く染まったステージに、ピンスポットが揺らめく演出も相まって、より大人な雰囲気で8号車を魅了した。

ライブパートでは一転、クールな5号車・ユーキ


中盤のMCでは、企画コーナーのQ&Aで、タクヤが引き当てつつも「恥ずかしい」と言って回答を拒否した「最近タクヤくんの“ツン”が減って、“デレ”が増えた気がします」という8号車からの意見について、リョウガがあらためて「どうなの?」と追求する一幕も。それでも「自分では“ツン”も“デレ”もよく分からない」と明言を避けるタクヤに、ユーキがいたずらっぽく「あのときは反抗期だったんだよね。今ごろ(弟の)NAOYA(EBiSSH、ONE N’ ONLY)が反抗期なんでしょ!?(笑)」と問いかけると、「もう(NAOYAも)二十歳越えてますから!(笑)」と返して会場の笑いを誘った。

ライブパート後半は「Synchronism」からスタート。エモーショナルに歌い上げるタカシの歌声と、ダンサーたちの想いが溢れたダンスに、まさに“シンクロ”するように高まっていく8号車たち。続く「fanfare」では「もっともっと盛り上がっていきますよ! 一緒に声を出して」というタクヤの呼び掛けに、8号車も大きな歌声を響かせる。会場の一体感を最高潮に感じる中、タカシは<ありふれた日常が 今ここにいるみなさんがずっと幸せでいられますように!>と熱いメッセージを送った。

ギラギラ戦隊、超トッキュウジャー!!」とポーズを決める6人


そして、タクヤが最後に選んだラストナンバーは、彼らのライブでは欠かせない1曲となった「超特急です!!!!!!!!」。この曲の作詞作曲を手掛けたユースケが「みんな! 平成最後の大爆発、楽しんでますか!? 最後だぞ!!」と呼び掛けると、客席からは大きな歓声が。するとユースケは「その声が力になってきた! なんだかギラギラ燃えてきた! 最後に、変身だーーー!!」と叫ぶと、6人は「速攻魔法発動! バーカーサーソウル!!」(カイ)、「さらに速攻魔法発動! バーカーサーソウル!!」(リョウガ)、「結局言いたいことは、お前らが好きってこと!」(タクヤ)、「赤い炎はお前らを愛する心!」(ユーキ)、「Peace of LOVE! カレーライス!」(ユースケ)、「純真な心で8号車を守るで!」(タカシ)とそれぞれの決め台詞を決めた後、「ギラギラ戦隊、超トッキュウジャー!!」と声を合わせて歌に突入。Yahoo!JAPANで配信された冠番組「ギラギラ超特急」で誕生した戦隊ヒーローと化した彼らは、ステージの上を縦横無尽に駆け回りながら「超特急です!!!!!!!!」を披露し、完全燃焼した。

ツアータイトル通り、平成最後の“大爆発”でライブを締めくくった彼ら。マイクを通して聞こえてくる息遣いからも、その激しさが伝わってくる。そんな中、リョウガに促されて締めの言葉を担うことになったタクヤは、「実は、(各公演を)一人ずつプロデュースしてやろうよって言い出したのは、僕なんです」と切り出し、「それがまさか、クジで最終日の担当になっちゃって、めちゃめちゃプレッシャーになって……(苦笑)」と、ツアー前の正直な気持ちを吐露。とはいえ、最終日の心境としては「ファンクラブの会員になってくれてる8号車のみなさんと、僕たち超特急の思い出ができたので。すごくよかったなと思います!」と笑顔を浮かべた。さらに「来年、再来年と、またファンクラブ限定のツアーをたくさんできればと思っていますので、引き続きよろしくお願いします!!」と呼び掛けた。8号車から温かい拍手が送られる中、6人は笑顔でステージを後にし、全6公演のファンクラブツアーは無事に終幕した。

取材・文=片貝久美子

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