井上の進行はここまで。井上は最後に「僕が好きな光一君の話」とし、光一が毎公演前後に入浴する際「これからできるかなぁ」「今日も無事できた、良かったなぁ」と天井を見上げて考えているというエピソードを暴露した。
「どんな作品でも無事終われることって奇跡だと思うんですね。当たり前ではなくて、毎回『今日できるかな』って思いながら1700回を迎えたんだと思ったら、すごい奇跡の積み重ねだと思って、本当に尊敬しています」と賞賛。
光一は恐縮しながらも、井上の「この『SHOCK』が続いていくことが(観客の)皆さんの励ましになっていると思うので、とにかく、今後も末永く健康に続けていただきたいですし、その合間に(共演作の)『ナイツ・テイル』のことも思い出していただけたらうれしいなと思います」の言葉に、笑顔で「やろうね!」とうなずき、熱いハグを交わした。
井上の退場後、インタビュアーが登場し囲み取材が行われた。
1700回を振り返っての感想を尋ねられた光一は「自分でも振り返りきれない回数ですね。一回一回をとにかく毎回更新していこうという気持ちでやらせていただいているんです。だからいろんなことがありましたけど、やっぱり今このときが一番すてきな瞬間かなと、毎日そう思っています。すげぇ、俺の人生幸せですね!」と笑った。
また多くの演出変更を行った2019年の「SHOCK」を振り返り「誰一人欠けることなく終えられた。みんな元気だった」と明かす。
一方で、足のけがのため全公演休演となったふぉ~ゆ~・越岡裕貴について「彼が治り次第、僕らも全員で受け入れようという気持ちも作っていたんですけど、やっぱり治ったとしても筋力が落ちてしまっている状態なので」と説明し、「越岡を楽しみに来てくださるお客様もたくさんいると思います。ギリギリまで待っての発表になってしまったのは申し訳なかった」と話した。
また、光一は、越岡に代わり急きょ出演したふぉ~ゆ~・松崎祐介が、劇中、越岡の衣装を着ていたことを告白。
「そうなんです! 僕のおなかのサイズに合わないなと思ってよーく見たら、衣装のタグのところに『松崎』って書いてあって」と、元気に言い間違えた松崎に、光一は「『松崎』じゃなくて『越岡』ね! おまえ、オチを間違ってどうするんだよ!」と大笑い。
「ちょっと右脳と左脳が(笑)」と慌てる松崎に笑いながら「衣装さんも越岡を待っていたのかもしれないですね」と、カンパニーの結束力を感じていた様子だった。
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