2019/04/05 18:00 配信
2019年3月24日、東京・銀河劇場にて「MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN & WINTER 2019~」公演が大千秋楽を迎えた。これをもって、春夏秋冬それぞれの組の劇団員がそろい、新生MANKAIカンパニーの旗揚げ公演が全て大盛況に終わった。
MANKAIカンパニー支配人・松川伊助役の田口 涼インタビュー第3回は、4月25日(木)、東京・天王洲 銀河劇場を皮切りにスタートする春組単独公演「MANKAI STAGE『A3!』~SPRING 2019~」に懸ける意気込みなどを聞いた。
──MANKAI STAGE『A3!』の裏方組とのエピソードは何かありますか?
田口 涼:松川って実は出ずっぱりだからあんまり裏方組と一緒にいることがないんです。でも、(田内季宇が演じる)迫田(ケン)が出ると、お客さんがすごく喜んでくれるんですよ。お客さんが「きた!」って顔で拍手とかしてくれて、裏方組が愛されてる表情とか見てるとすごくうれしかったです。
──田口さんご自身が入るなら何組がいいですか?
田口:うーん…冬組ですかね~。僕は性格的にも落ち着いてるので、冬組のみんなとご飯とか行きたいし、もし冬組になったら「天使を憐れむ歌。」に出てみたいです。
支配人だからみんなと一緒のシーンにはいるけど、会議をするってなると組の5人なんですよね。当然なんですけど、その中でも冬組は一番構ってくれるので、うれしいなって。他の組は僕の方が年上だから遠慮してるんだろうなって思うんですけど、本音はどの組にももっと構ってほしい(笑)。
──もしMANKAI寮に入寮するとしたら、誰と同室になりたいですか?
田口:キャラクターだったら(伏見)臣くんですね。あんな良い人いないですよね。ご飯作ってくれて身の回りのお世話してくれて。
役者だったら(赤澤)燈です。好きすぎだろって思われるでしょうけど、明るくいてくれるし大人だし、ストレスがほぼゼロですね(笑)。理由は一緒なんですけど植ちゃん(御影 密役の植田圭輔)が同室でもうれしい。
──春組単独公演で楽しみにしていることはありますか?
田口:俊樹(茅ケ崎 至役の立石俊樹)と優希(皆木 綴役の前川優希)は、AUTUMN & WINTER 2019公演を経てお芝居への意識がすごく高まって、確実に成長しているのを見てきたし、当然他の3人も違う現場でそれぞれ成長してくれて、春組単独公演に確実に何かを持って帰ってきてくれると思うので、5人がまた集まるときにどういう化学反応があるのかが一番楽しみですね。春組とは舞台でずっと一緒にいたし、一番近くで見てきたので。春組5人でしかやれないことをやって、超えてくれると信じています。
──最後に、公演を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
田口:劇団員のみんなと監督の皆さんとの仲介をするのが僕のメインの仕事なので、責任をもって皆さんの気持ちを劇団員に伝え、時には劇団員の気持ちを皆さんに伝えるという、僕にしかできない仕事をさらにブラッシュアップさせてこれからも「エーステ」にたくさん出られたらうれしいなと思います。
「エーステ」の支配人・松川を演じられたことを人生で自慢できるように今後も長く続けていけたらと思いますので、舞台はもちろん、俳優としても応援のほど、どうぞよろしくお願い致します。
すっかり支配人としての役が板についているのか、春組をはじめMANKAIカンパニーの話をする表情は慈愛に満ちていた。春組単独公演を控え、劇団員はもちろん支配人や裏方組の表情にも注目したい。
取材・文:岩永聡美
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