2018年12月から新4K8K衛星放送がスタートし、NHKと民放がBS・CSに新設した16チャンネルで楽しめるようになった。知人宅のリビングや家電量販店で実際に放送をご覧になって、その美しさに驚いた方もいるのではないだろうか?
とはいえ、実際のところ何がどう変わるのかわかりにくいのも事実。4K放送になって何がどのように変わったのか、いまさら聞けないテレビの新常識についてご紹介しよう。
そもそも「4K」という言葉が何を意味しているか、ご存じだろうか。実はこの「K」というのは、キロメートル(km)やキログラム(kg)と同じ、1,000を表すキロ(k)のこと。つまり4Kとは「4,000」のことなのだ。では、“何が”4,000なのだろうか?
その謎を解き明かす前に、テレビの映像を映す仕組みについて説明しよう。子どものころ、教科書やノートのすみにパラパラマンガを書いたことはないだろうか? テレビ映像の基本的な原理もこれと同じ。1秒間に30枚もの静止画を次々に流すことで、あたかも動いているかのように見せているのだ。
では、1秒間に30枚流れる1つ1つの静止画はどのように作られているのか。実はテレビには「画素」というごく小さな粒が埋め込まれており、これが明るくなったり暗くなったり、赤や青などの色に変わったりする。そしていくつもの画素を組み合わせることで静止画を表現しているのだ。
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