5人組アイドルグループ・Devil ANTHEM.(デビルアンセム)が3月31日、東京・恵比寿CreAtoで、ニューアルバム「Fake Factor」発売記念のノンストップライブを開催した。
Devil ANTHEM.は、2014年に結成。現在はKURUMI.、AIRI.、YUME.、AKIRA.、KAEDE.の5人で活動する平均年齢15歳の“沸ける正統派”を確立するアイドルグループだ。この日は3月27日にリリースしたセカンドアルバム「Fake Factor」収録の12曲を、MCなしのノンストップで披露した。
ルックスは正統派美少女アイドルの5人だが、声を乗せる楽曲は激しく攻撃的なロックチューン。ライブはハードなギターが響きわたるアルバムリード曲「Fake Factor」からスタートし、ドラムサウンドが走り出すと、満員の会場は一気にヒートアップする。
Devil ANTHEM.の楽曲ほぼ全ての作詞・作曲を担当するのは、私立恵比寿中学など数多くのアイドルグループに楽曲を提供する今城沙々。編曲はメタル、ロック、ポップス、ダンスチューンなどさまざまなジャンルにわたり、今回のアルバムはその全てが収録されたものとなっている。
MCは一切なしで、12曲のアルバムトラックを次々と熱唱。ダンスナンバーではスカートを翻しながら会場を沸かせ、ロックナンバーではパワフルに、テクノポップなバラードでは軽やかに。距離が近いライブハウスならではの高まりを見せ、5人のエネルギッシュなパフォーマンスがファンの熱気をさらにあおっていく。
ラストは新曲の「LINK」を歌い上げ、全てのセットリストを終了。12曲はあっという間の時間だった。最後にメンバーからあいさつが送られたが、そこで出たのは、この後すぐに始まるセカンドツアーへの思いだった。
「去年(2018年)の東名阪ツアーは、お客さんが少なく悔しい会場もありました。今回はソールドアウトにして、Devil ANTHEM.の音楽を届けたいです」と、メンバーそれぞれが気持ちを告白。満員の会場からは、それに応えるように大きな声援が沸き上がった。
今後Devil ANTHEM.は、セカンドアルバム「Fake Factor」を引っ提げて、東名阪を巡る二度目のツアー「春花咲カセル時キタル」をスタートさせる。 4月6日(土)に愛知・RAD HALL、4月7日(日)に大阪・ROCK TOWN、4月21日(日)に東京・TSUTAYA O-WESTでのワンマンとなる。
「Make Some Noise」のキャッチコピーの通り、激しいサウンドで沸かせるDevil ANTHEM.。これからの期待値が高いアイドルグループだ。
取材・文:鈴木康道
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