「塩バニラみたいな作品です」村瀬歩&堀江瞬が語る新アニメ「さらざんまい」の魅力

2019/04/10 05:00 配信

アニメ

4月11日(木)スタートのアニメ「さらざんまい」キービジュアル(C)イクニラッパー/シリコマンダーズ


「さらざんまい」を一言で表すと、「奇想天外」「塩バニラアイス」


――そんな幾原作品の「さらざんまい」ですが、注目のポイントを教えてください。

村瀬歩:どのエピソードも面白いのですが、演じていて一番感動したのは第6話。これまで演じてきたピースが全てピッタリとはまる感じがしました。僕は、幾原作品では「(美少女戦士)セーラームーンR」の劇場版(1993年)も好き。その理由は、物語の起承転結、登場人物の行動の妥当性、音楽、物語のテーマなどの全てのピースがうまくはまって、昇華されているところ。第6話でもそのエッセンスを感じることができました。

堀江瞬:燕太と一稀の人間模様に注目です。2人はかつてサッカー部のゴールデンコンビと呼ばれていましたが、ある日、一稀が部活を辞めてしまいます。単純に言ってしまえばそういう関係なのですが、2人を結ぶ関係は、実は複雑。注意深く見ていただけると、さまざまな発見があるのではないかと思います。

村瀬:あとは、毎回のように、一稀や燕太、さらに、転校生の悠の気持ちが一つになるシーンが登場するので、そちらも楽しみにしてほしいと思います。

堀江:作品のアクセントであり、象徴ともなるシーンに仕上がっています。

――ありがとうございます。最後に、「さらざんまい」の魅力を一言で表すとしたら?

堀江:「奇想天外」です。驚くような出来事が連発する、めくるめく展開を楽しみにしてください。でも、幾原作品としては、大筋が分かりやすい物語だとも思いますので、過去の作品を見て難しいと感じた人にもぜひ楽しんでほしいなと思います。

村瀬:「塩バニラアイス」ですね。バニラのアイスは甘くて美味しいけれど、そこにしょっぱい塩をかけるとさらに輪郭がはっきりします。「さらざんまい」もそんな対立する要素がいくつかありながらも、全体として見ていて面白い作品に仕上がっているので、ぜひご覧ください。