フルーツポンチ・村上健志が王者・梅沢富美男を破って俳句のタイトル戦で初優勝を果たした、4月4日放送の「プレバト!!春の3時間スペシャル」が、関東地区13.5%、関西地区17.4%の高視聴率を獲得した(数字はビデオリサーチ調べ、いずれも同時間帯トップ)。
この日放送されたのは、名人・特待生だけのタイトル戦「俳句・春光戦」と「春の水彩画コンクール」の2コーナー。
「俳句・春光戦」決勝は、「コーヒー」の写真をお題に9人の名人・特待生が激突。ディフェンディングチャンピオンの東国原英夫が2位、Kis-My-Ft2の横尾渉が3位にランクインし、ラストは1位と4位の席を残してタイトル2冠の名人10段・梅沢と無冠ながら8段の村上が結果を待つという大波乱の展開に。
そして、MC・浜田雅功から“世代交代”を感じさせる第1位が発表されると、村上は感無量の表情で初優勝の喜びに浸った。
優勝句の「サイフォンに潰れる炎花の雨」は、桜が咲く雨の日にサイフォンでコーヒーを入れている、何気なくも美しい光景を詩的に表現した作品で、村上は「コーヒーが好きなので恩返しのつもりで作りました」とコメント。
俳人・夏井いつき先生は「フラスコの底にぶつかる炎を『潰れる』と表現しているのが見事。詩的だが、映像が読んだ人の脳の中にきちんと再現される。雨に震える桜、アルコールランプの炎の色、水が沸いてくる小さな音、コーヒーの匂い、五感全部をゆっくりと刺激しながら、一つの時間と空間が出てくる。いいね!」と大絶賛だった。
村上は、Twitterで「プレバトで、一位を獲ることができました!ありがとうございました。不快な態度もあったと思いますが、すいません。月に一度、句会に参加させてもらうようになったことも大きいと思います」と振り返っている。
また、7人の名人・特待生が参戦した「水彩画コンクール」では、特待生3級の鈴木砂羽が東京・大手町にある「大手町牧場」で動くアルパカと人間の様子を見事な表現力で描き、初優勝を獲得した。
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