ーーこの番組名は「傷だらけのイケメン達」。イケメンと称されることについては、どう思われますか。
「すごくありがたいことです。カッコいい顔に産んでくれた親に感謝です。ただ、イケメンって言われることはメリットでありデメリットでもあると思っていて。人と親しみやすいのはいいことですが、顔だけいいことに溺れていたら良くない。本来イケメンって、顔がいいだけではなくて人間としての中身や行動もイケているってことだったと思うのですが、解釈が時代とともに変わってきましたよね。最近は顔だけの評価になっているような気がします」
ーーでは、榊原さんが目指すイケメン像とは。
「顔だけのイケメンは世の中にたくさんいるので、ただイケメンというだけでは全く意味がないと思います。僕自身は30歳を前にして、何かひとつ“これは”と言えるもの、自分の得意分野を表現していくことが大事だと考えるようになりました。役者としても男としても癖のある、味のある人間になりたいです。なんなら変人というのもいいですね (笑)。変人って、“変わっている人”じゃなくて、“変われる人”って捉えることもできるわけです。変人という言葉が俳優としてのプラスワードになればいいなと思います」
ーーイケメン以外なら、何と称されたいですか。
「そうですね、僕が皆さんから言われて本当に嬉しい言葉は、“真面目に不真面目”。こう言われたら、めちゃくちゃ嬉しいです(笑)。“男前”という言葉も好きです。僕は大学が関西なので、そこで初めて“男前!”って言われたときに、その響き、めっちゃいいじゃんと思ったんです。豪快な感じもするし、いろんな意味が含まれている褒め言葉ですよね (笑)」
ーーイケメンであるがゆえにネットなどで批判されることもあると思いますが。
「ネットの様々な批判は、実際、ずばりと当てはまっている部分もあったりするので、マジでへこみます (笑)。そういうものは見ないに越したことはないと思うのですが、でもまあ、批判する人はどこにでも、どの世界にも必ずいるので、見返すくらいの気持ちで負けずにやり抜くしかないと思っています」
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