増田俊樹「8年間すれ違いだった」佐藤永典とついに共演! 舞台「錆色のアーマ」-繋ぐ- W主演・佐藤大樹&増田俊樹 対談(2)

2019/04/20 18:00 配信

芸能一般

お互いに尊敬し合う増田俊樹(左)と佐藤大樹。さらなるコンビネーションに注目が集まるphoto by 渡部

コミカライズが発表され、話題の尽きない「錆色のアーマ」の世界。

その原作となる舞台の続編「『錆色のアーマ』-繋ぐ-」が2019年6月6日(木)より東京・天王洲 銀河劇場を皮切りに、愛知、大阪で行われる。

前回に引き続き、W主演を務める佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)と増田俊樹に、今作への意気込みを語ってもらった。

新キャストとの関係性について


──「『錆色のアーマ』-繋ぐ-」の新キャストも発表されました。

佐藤大樹:僕は、新キャストの方たちと共演するのは全員初めてなので楽しみです。どんな人なんだろう?

増田俊樹:(茨木童子役の)佐藤永典とは、ほぼほぼ10年ぶりの共演なので楽しみです。正確には8年かな? 役者としての デビュー作品「ミュージカル『テニスの王子様』」で一緒になって以来。街中では、よくすれ違うんですけどね(笑)。

──街中で偶然ということですか?

増田:そう。結構すれ違うんですよ。5年前くらい前に店から出たらそこに永典がいて。「おまえメール返せよ!」って言ったら「うん、分かった!」って。でも返ってこなくて(笑)。また3年くらい前に会った時も、連絡先を交換したんですけど、それっきりで。で、さっきまた撮影ですれ違って(笑)。共演が決まって連絡しようとしたら、どれが俺の連絡先か分からないからそのままにしてたらしくて、結局8年間すれ違いだけでしたね(笑)。

佐藤:佐藤永典さんと増田さん、同い年ですか?

増田:そう、同い年。8年あれば人が変わるかなって思ってたら、さっき会った30分くらいで感じたのは…顔が一切変わってない!! あの当時のまま。「あいつ妖怪か…?」って思って。だから今回の役にはぴったりですね(笑)。

役としてではなく、役者としてリスペクト


──信長は孫一たちの才能に惹かれ、孫一は信長の求心力に惹かれていました。俳優さん自身のお互いの「ここが好き!」というところを教えてください。

増田:雑賀衆は個性が強くて自由人ばっかりなので、その一番先をひたすら走り続けた佐藤さんの精神力は本当に素晴らしいなって思っていて。エネルギーが良いよね。

佐藤:ありがとうございます。僕はカリスマ性。経験とかもあると思うんですけど、そこにいるだけで絶対的に華があるのがすごい方だなって思って。あと殺陣の稽古をしていたときに、増田さんだけ2日来られないっていう日があって。でも、2日後会ったら殺陣が完璧に入った状態だったんですよ! その時、本当にプロだなって思って。

増田:いやいや、孫一の殺陣に比べたら…。すごいよね、電光石火までの流れが。

佐藤:本当にあれ、キツかったです(笑)。電光石火まで超えたら、何とかなるんですけど。

増田:でも、今回はあれを越えないといけない…。

佐藤:そうですよね、大変だ…!

──今作の舞台「『錆色のアーマ』-繋ぐ-」への意気込みをお願いします。

増田:今回は続編ということで、前回からの続きのストーリーとなるので、DVDを見て前作を予習していただけるとより楽しめると思います。

佐藤:新たなキャストの皆さんは、第一線で活躍されている方ばかりなので、僕もとても楽しみに思っていて。アーマの世界でどう関わっていけるのか今から楽しみです。

──では最後に、公演を楽しみにしているファンの方々へ一言お願いします。

増田:続編を待ってくださっていた方には朗報だったと思います。その期待を裏切らないように、最高のステージにしたいと思いますので、ぜひスケジュールを空けて劇場に足を運んでいただければうれしいです。

佐藤:初演が終わってから「続編が観たいです」とか「続編はいつやるんですか?」ってファンの方からの声はたくさん届いていたので、やっと続編を届けられるなっていう気持ちです。僕自身、今回相当な気合が入っていて、音楽も一新すると思うので、ぜひ楽しみにしていてください!

続編に向けて気合十分の両者。本能寺の変の後、信長はどうなったのか? そして雑賀衆とアーマの行方は? …物語をより楽しむためにも、前作のDVDは必見となっている。

取材・文 岩永聡美