足立梨花が毒親と対峙!湊かなえ原作ドラマの各話主演キャストが発表

2019/04/16 12:00 配信

ドラマ

左上から足立梨花、 寺島しのぶ、清原果耶、中村ゆり、倉科カナ、伊藤歩(C)撮影/資人導(Vale.)、SEIJI MEGA

WOWOWで今夏放送予定のドラマ「連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー」の、各話主演キャストが発表された。発表済の寺島しのぶに加えて新たに発表されたのは、足立梨花清原果耶中村ゆり倉科カナ伊藤歩ら。

原作は、人気作家・湊かなえが、母と娘の関係を軸に人間の情念を抉り取るように描き、第155回直木賞候補作になった短編集「ポイズンドーター・ホーリーマザー」。女性たちが抱く激しい情念や苦悩、冒してしまう過ちを通して、人生の成功や幸福とは何かを問いかける作品。全6話の各話に“ポイズン(毒)”を抱えた女性たちが登場する。

第一話「ポイズンドーター」、第二話「ホーリーマザー」では寺島しのぶ足立梨花が母娘を演じる。第三話「罪深き女」では清原果耶、第四話「ベストフレンド」では中村ゆり、第五話「優しい人」では倉科カナ、第六話「マイディアレスト」では伊藤歩がそれぞれ主演を務める。

ストーリー


女優・藤吉弓香(足立梨花)は、自分を思うようにコントロールしようとする母親・佳香(寺島しのぶ)の存在に悩まされてきた。「毒親」の佳香に反発して上京した弓香だったが、佳香が裏で動いたことで恋人や大切な仕事を失っていたと知った弓香はトーク番組で佳香を告発する。一方、佳香を知る周囲の人間たちから見れば、佳香は決して「毒親」ではなく子ども想いの良き母親で……(「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」)。

足立梨花さんからのコメント


台本を読んだ時、すごく面白いなと思ったのと同時に、これを自分がやることになるんだというプレッシャーも感じました。寺島さんの娘役、そして1.2話という大事な話数、表題のお話。不安で仕方ありませんが、頂いた弓香という役を自分なりにやり切ったと思います。寺島さんとのバトルにも注目してほしいです。そして見てくださった皆さんがなにか考えるきっかけになったり、親に連絡してみたくなったり、ドラマから影響を少しでも受けて頂けると嬉しいです。

清原果耶さんからのコメント


天野幸奈役で出演させて頂く、清原果耶です。撮影中は異世界にのめり込んだような、そんな感覚でした。ずっとずっと彼女“らしさ”を探していたのですが、未だにこれだ、と断言出来る要素を言葉にすることが出来ません。ですがただ一つ言えるのは、きっと彼女もこの世界のどこかに存在していて生きているという事。リアリズムを常に掲げ、キャスト・スタッフの皆さんとぶつかり合いながら作り上げました。楽しみにしていて下さると嬉しいです。

中村ゆりさんからのコメント


今回私がどの話をやらさせて頂くかわからない段階で、湊かなえさんの原作を読ませて頂き、各エピソードの魅力的で面白い視点に、夢中になりました。このベストフレンドという、ライバルに心を燃やす役を演じさせて頂き、誰もが何か頑張っているからこそ抱く、劣等感や不甲斐なさ、悔しい思いに素直に共感しました。そんな自分では醜く思えるような部分を滝本監督はとても無垢なものとして捉えて撮ってくださったように思います。

倉科カナさんからのコメント


「世の中は全体の一パーセントにも満たない優しい人の我慢と犠牲の上において、かろうじて成り立っているのだと思います」原作のこの言葉がとても印象的で、実際に撮影していても、とても苦しかったです。自分の意志や感情も押し殺し全て呑み込んで行く、呑み込んだものはどこにいくのか?吐き出したいけど、吐けず、役で居ることが辛かったです。全体の一パーセントにも満たない、優しい人は踏み潰され、気づかれず、当たり前のように世の中は回っていく孤独を感じました、、、。そして優しさってなんなんだろうって、私自身も思わず考えてしまいました。本当に毒々しいドラマだな、、、完璧に清い人なんているのだろうか?って私は思います。毒があるからこそ生々しい、寧ろ美しく、魅力的、この作品は私達の大好物の作品です。

伊藤歩さんからのコメント


この作品の世界観が大好きで、オファーを頂けて本当に嬉しかったです。『マイディアレスト』に出演しますが、台本を頂いた時から、演じる淑子が輝くために何をしたらいいかということばかりを考えていました。とても愛着のある役を演じることができて、とても幸せな時間を過ごすことができました。1話1話濃厚な作品が詰まっています。一瞬一瞬に想いを込めて演技をしているので、是非、皆さんに見て頂けたら嬉しいです。