『正月時代劇 隠密秘帖』会見、でナンチャンが舘ひろしとコントを熱望

2010/11/27 17:11 配信

ドラマ

舘ひろしは江戸時代の隠密秘帖・神谷庄左衛門を演じる

NHK総合ほかで’11年1月1日に放送される『正月時代劇 隠密秘帖』の試写会と会見が行われ、出演する舘ひろし、南原清隆、津川雅彦、金児憲史と、脚本を担当した金子成人、演出の黛りんたろう、そして制作統括の山本敏彦氏が出席した。

同作は天明4年(1784年)の江戸時代中期、老中首座の田沼意次が幕府の実権を握っていた時代、意次の嫡男・意知が殿中で襲われる刃傷事件が起こる。その謎を解決すべく、密命を受けた下級武士の小人目付の神谷庄左衛門(舘)と榊半兵衛(南原)は、天下を揺るがす陰謀へと巻き込まれていく。この『隠密秘帖』は、庄左衛門の息子・又十郎が35年後に活躍する物語・土曜時代劇の新シリーズ『隠密八百八町』(’11年1月8日スタート)へとつながっていく。主人公・神谷又十郎役も再び舘が演じることで話題を集めている。

主演の舘は相棒役を務める初共演の南原について、「ぼくはお芝居がかなりゆっくりなんですけど、南原さんは、最初からあのペースで、ぼくを引っ張っていってくれました。あの雰囲気を作ってくれたのは、南原さんのおかげでした」とベタ褒めを。それに対して南原は「ぼくとしては舘さんはすごく仕事がやりやすい方だと思いました。笑い的にも舘さんがグッとしめてもらえますので、緊張と緩和で、緩和をすれば笑いが生まれますので、これはすごく笑いがとりやすい現場だなと感じました」と現場での雰囲気のよさをうかがわせた。また、舘との撮影中のエピソードを「撮影現場で『南原くん、飲もうか』と言われまして、バーボンかなにかいくのかなと思ったら、『お姉さん、コーヒーください。それと甘いものを』と言ったことに非常に驚きました(笑)」と舘の意外な一面を明かした。

続いて南原へ、舘とバラエティー番組でコントの共演の希望はないか?という質問が飛ぶと、南原は「江戸城に行くシーンで、ぼくの前を行く舘さんが、ズッコけをしそうになっているんですね。お嫌いじゃないんじゃないかな?と思いました(笑)。舘さんがコントにきたら、なんでも成立すると思います。わたしはただひたすら待っております」と熱望の様子。それに対して舘は「ぼくは非常にあがり症なので、コントとかその場でやるということはあまり得意じゃないので、なるべく遠慮させていただきたいです(笑)」と苦笑いでその場をしのいだ。

田沼意知を殿中で斬りつける佐野善左衛門というキーパーソンを熱演した金児憲史は、「諸先輩方の足を引っ張らないように、神谷庄左衛門を演じさせていただきました。ぜひ多くのみなさんに見ていただきたいと思います。とにかく、監督が求めている表現に自分がどれだけ近づけるかということに必死にやらさせていただきました」と大先輩の舘を前に、緊張の面持ちでコメントを残した。