松尾駿は「IKKO」の、長田庄平は「和泉元彌」の物まねを武器に、2018年に見事ブレーク。今やスター街道をばく進中のチョコレートプラネットが、目下最も力を注いでいるのが、全国7都市を巡る単独ライブツアー「CHOCOLATE PLANET HOUSE vol.1 LIVE TOUR 2019」だ。
コント日本一を決める「キングオブコント」(TBS系)での活躍でも分かる通り、コントの面白さに定評がある二人の、コントに対する思いとは? また、各局のテレビ番組に出ずっぱりの彼らの“今こそ出てみたい番組”など、テレビでの活動についても、たっぷりと語ってもらった。
――昨年(2018年)の後半あたりから、各メディアで引っ張りだこのお二人ですが、そんな多忙な時期にライブツアーを実施することに、ためらいはありませんでしたか?
長田庄平「今、いろいろテレビに出させてもらっているからこそ、しっかりとした軸としてコントをやっておきたいというのがあるんですよね」
松尾駿「ツアーは去年からですけど、単独ライブは毎年やってますからね。これが僕らの活動のメインなんで」
――例えば、ライブ活動をいったんお休みするという発想はなかった?
松尾「きっとそういう人がメディアから消えていくんじゃないかな」
(一同爆笑)
松尾「誰か他の人から『ライブをやれ』と言われてるわけでもないですし、僕らは普通に楽しく、やりたくてやってるだけなんですよ」
――舞台こそがホームだと。
松尾「そうです。タイトルが“HOUSE”で、ホームですって言うと、ちょっとややこしいんですけど」
――(笑)。この「CHOCOLATE PLANET HOUSE vol.1」というタイトルには、どんな意味が込められているんでしょうか。
長田「まず、僕らの単独ライブって毎回『vol.1』なんですよ。前回は『― CAMP vol.1』だったんですけど、“CAMP”も“HOUSE”も、特に意味はなくて。ついでに言っとくと、ポスターの写真も、ライブの内容とは全く関係ないです(笑)」
――内容は全編コント?
長田「コントがメインですね。全部新ネタで、長尺から短いものまで、いろんなバリエーションのコントをやっています」
――例年以上に忙しい中でのツアー開催ということで稽古も大変だったのでは?
長田「あ、稽古は問題なかったです。もともと僕ら、あんまり稽古しないんで。二人とも稽古が嫌いなんですよ(笑)」
松尾「台本と小道具さえできちゃえば、あとはノリですね。やりながら作っていく感じで」
長田「だから、(最終公演の)東京が完成度は一番高いと思います(笑)」
松尾「完成度が高いか、ぐっちゃぐちゃになるか(笑)」
――テレビでの露出が増えたことで、小・中学生のお客さんも増えているのでは?
松尾「そうですね、家族連れで来てくれたりするとうれしくて。去年までは、カップルのお客さんとかが多かったんですけど」
長田「コントベースではあるんですけど、物まねとか『TT兄弟』とか、テレビやYouTube用のネタもちゃんと入れ込んでるんで。一見さんも、いつもライブを見に来てくれている方も、みんなが楽しめる構成にはなってると思います」
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