――以前、お二人は別のインタビューで「2018年の12月に入ってから、ひときわ忙しくなった」といった発言をされていましたが、具体的にターニングポイントとなった番組はあるのでしょうか。
松尾駿「それが自分たちでは分からないんですよ。ブルゾンちえみちゃんだったら『おもしろ荘』(日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」の人気企画)、ハナコだったら『キングオブコント』(TBS系)って、みんなきっかけがあるんですけど、僕ら、そういうのが本当になくて。徐々に徐々に仕事が増えていった感じなんです」
長田庄平「ただ、去年の『キングオブコント』は大きいかもしれないですね。あのときの失敗を、皆さんがいじってくれて、いろんなところへ出やすくなった気はします」
――失礼な話、「キングオブコント」の2本目のコントで失速したのが功を奏した、という…。
長田「確かに、けがの功名みたいな感じはありますね(笑)」
――ちなみに、今年の「キングオブコント」に出場する予定は?
長田「まだ何も決めてないです。ただ、去年の決勝に出させてもらったとき、ものすごく“世代交代”を感じたんですよね。僕らみたいなおっさんはもう、他のフィールドで頑張らないといけないのかなって。いや本当、下の世代の勢いはすごいですから。去年は、『R-1(ぐらんぷり)』(フジテレビ系)が濱田祐太郎くんで、『キングオブコント』がハナコ、『M-1(グランプリ)』(テレビ朝日系)が霜降り明星。で、この間の『R-1』は霜降り明星の粗品くんでしょ。全部20代の芸人が優勝してるんですよ」
松尾「ただ、さんざん『出ない』と言っておいて、さらば青春の光とかジャングルポケットとか、しずるさんとか、同世代の芸人が『じゃあ俺たちも出るのやめようか』って言い出したら、僕らだけギリギリでエントリーするかもしれないです」
長田「そういう作戦もあるね(笑)」
――さらば青春の光のお二人は、「キングオブコント」卒業を宣言しましたよね。
松尾「いや~、分かんないですよ? 去年は卒業を公言しましたけど、僕ら芸人仲間に対しては、毎年『来年は出ない』って言ってたんで。だから、さらばは今年も出るんじゃないかと僕は踏んでます(笑)。単純に、ネタ番組のオーディションだと考えたら、出ないことにメリットはないですからね」
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