4月20日(土)スタートの、よるドラ「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」(NHK総合、毎週土曜夜11:30‐0:00)で、ゲイをひた隠しに生きる主人公の高校生・純を演じる金子大地。純はゲイでありながら、異性を愛し、子供を作って、家庭を築く“普通の幸せ”にも憧れている複雑な心境の男の子だ。NHKドラマ初主演となる彼にとって「こんなチャンスをいただけるなんて!と心が躍った反面、不安もありました」という撮影の日々と、作品への思いを聞いた。
――NHK初主演、そして作品のテーマを知った時のお気持ちは?
最初はまだテーマを知らなかったのですが、「NHK初主演というチャンスをいただけるなんて!」と心が躍りました。その後、原作を読み、そして自分でも勉強し、日本には僕が想像していた以上にLGBTの方がたくさんいるんだと知って驚きました。それと同時に、ぜひ演じたいと思いました。
演じただけでゲイの方の気持ちが分かったとは言えないですが、ご覧になる一人でも多くの方に認識が広まったらいいなと思いました。
――純はゲイということを学校や同級生にはカミングアウトしておらず、女子の話をしているクラスメートの中ではちょっと浮いた存在ですよね。
純は常に壁を作っている人物です。それは親友の亮平(小越勇輝)にもあるし、親しくなる三浦(藤野涼子)さんにもある。純のゲイパートナー・誠(谷原章介)さんに対しても壁はあるんですけど、他の2人に対してとは違う壁を表現できたらいいなと思いながら演じました。
――常に壁があるというのは、役としても表現しにくい存在だと思いますが、どういった点から理解を深めていったのですか?
そうですね。家庭を持っている40代の方を好きになったことはないですが、人を心から好きになったことはあるので、そういった共通点から理解していこうと思っていました。あと、僕自身、結構考えてしまうタイプなので、そこも純と共通している部分なのかなと思います。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)