――純を表現する上で、一番意識した点は?
目の動きは意識しました。純が今、何を考えているかを伝えたいという気持ちが強かったので、特に意識したんです。ただ、撮影が終わった今も、純の気持ちを本当に分かったのか?と自問自答すると、自分の中の純に「全然分かってねーよ」と言われている気がします。でも、演じることに悩む僕と、ゲイであることに悩む純がリンクしていたと思うので、お芝居という意味ではそれで良かったのかな?と思っています。
――特に難しかったシーンはありますか?
いっぱいありました。純が悩んでいることに向き合っていることを表現するところで、1日に泣くシーンが4回もあったりして。1回ごとに心情を変化させて泣くのは集中力が必要で大変でした。でも、ここまで役とじっくり向き合ったのは初めてだったので、いい経験をさせていただいたと思っていますし、ずっと忘れない作品になったと思います。
――深刻な悩みが描かれる作品でもありますが、撮影現場は明るかったそうですね。
そうなんです。監督を含めて、みんなでご飯を食べに行ったり、現場は明るかったです。第2話で遊園地のジェットコースターに乗るんですけど、その時は素の金子大地が出ていると思います(笑)。このジェットコースターはめちゃめちゃ寒くて、第4話では温泉に行くんですけど、こちらはずっと温泉だからめちゃめちゃ熱くて…。大変でした(笑)。温泉は谷原さんと入ってますので、楽しみにしていてください(笑)。
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