――定期的に単独ライブを打ち続けてきた中で、自分たちのネタが変わってきたなと感じることはありますか?
ゆいP「昔の方が、ウケるかどうかをちゃんと確認しないで突っ走っていたような気がします。ウケるだろうと思ってやったネタがめちゃくちゃスベったり、反対に、あんまり自信がないネタがドッカンドッカン受けたり」
――三振かホームランか、みたいな感じですか。
ゆいP「そうなんです。それが最近は、何か中途半端で…。三振はしない代わりにホームランもない、みたいな」
オカリナ「ネタ作りは作家さんにも入ってもらってるんです。私はネタを考えられないので、その場にいるだけ。そんな私が言うのも何なんですけど、作家さんが作ってくれたネタよりも、ゆいPが面白いと思ったネタの方が残るんですよ、必然的に。今劇場でやってるネタは、ほとんどゆいPが作ったネタですから。でもだからこそ、ゆいPの負担がどんどん大きくなっちゃうんですよね」
ゆいP「芸人って、他の芸人にウケるかウケないかがすごく気になるんですね。そういう意味では、やっぱり昔の方が、舞台袖で見てくれていた芸人さんは多かった気がします。単独ライブも、最初の頃は身内の芸人たちが見学に来てくれてたんですけど、最近は誰も来ないし(笑)」
――仲間の芸人さんたちからすると、既に売れっ子だから面白くて当たり前、という認識なのかも。
ゆいP「それでも、その認識を上回るくらい面白いネタだったら、見に来てくれると思うんですよ。昔は『何をしでかすか分からない雰囲気がある』なんて言ってくれる人もいたんですけど、今はちょっと落ち着いちゃってるというか…それが嫌だなって、最近ずっと思っていて。ただ、根が怠け者なんで、単独ライブという機会がないと新しいネタを作れないっていう(笑)」
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