ーージョジョはギャグにしてもアートにしても独特な感じがします。
「そうですね。シュールじゃないけど、ベタでもないというか、独特のギャグセンスしてるなと思います。ルーツがないギャグというか、ベタなようでベタじゃないし何だかよくわからないけど、今までのギャグ漫画やコメディアンに影響を受けてないギャグ、とにかくオリジナルなんですよ。あと、ジョジョは独特のポーズが取り上げられることが多いんですが、僕は色が好きなんです。特に単行本の表紙が好きです。部ごとにメインカラーが変わっていて、第3部はエメラルドグリーンが多い感じで、第4部はオレンジが多い。そういうところも面白いですね」
ーースタンドについてもお聞きしたいのですが。
「超能力をビジュアル化したのは発明やと思います。普段でもたまにいますもんね、突然現れたりする奴がいると、こいつスタンド使いやないかって思ったりしますよ(笑)。さっき飯食っててそこにいて、買物行ったらそこにもいて、あれ、あいつさっきもおらんかったか? みたいな奴は気になりますし、一応スタンド使いとして警戒はします(笑)」
ーーあと、ケンコバさんはジョセフ・ジョースターの言葉にもだいぶ影響を受けたそうですね。
「そうなんです。“俺の嫌いな言葉は「努力」と「頑張る」なんだ”とジョセフが言ってましたけど、僕も“努力”と“頑張る”はしませんからね(笑)。悪知恵で勝負するところは多分に影響を受けていますね」
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