阿部寛が偏屈で独善的で皮肉屋だけど、どこか憎めない独身の建築家を好演したドラマ「結婚できない男」(2006年、フジテレビ系)が、2019年10月期に13年ぶりに連続ドラマで復活することが分かった。続編の制作決定に、主演の阿部は「随分長い間結婚してなかったんですね、やっぱり。彼に再会できることがうれしいです」と喜びを語った。
40歳独身の建築家・桑野信介が女性との出会いをきっかけに恋愛を意識し、結婚を真摯(しんし)に考えるまでの日常をリアルに、コミカルに描いた本作。
続編は、前作から13年後が舞台。主人公の桑野も53歳になるが、相変わらず以前と同じマンションに1人で暮らしている。
13年の間に飛躍的に進んだIT化に合わせ、スマートスピーカーといった最新機器を取りそろえるなど、引き続き独身生活を謳歌(おうか)中だ。
恋愛においては、自身の担当医だった早坂夏美と交際まで発展したものの、愛想をつかされてしまい、その後破局。少し恋愛モードに傾いていた桑野の気持ちは、再び固く閉ざされ、独身を楽しむ生活に逆戻り。
50歳を過ぎ、偏屈さにはより一層磨きがかかっている。
そんな桑野を“後押し”するかのように、晩婚化が進み、男女共に生涯未婚率も高まる日本。一方で、健康寿命が世界一の長寿社会においては、この13年の間で“人生100年時代”が叫ばれるように。
将来のことを考えると、ちょっと不安を感じないでもない桑野。そんな中、偶然出会った女性たちとの間で“運命の歯車”が突然、動き始める…。
脚本は前回に引き続いてヒットメーカーの尾崎将也が担当する。
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