2005年に最初は週刊少年ジャンプで連載が始まった「べしゃり暮らし」。絶対漫画にできないと言われて、一度は連載を断念せざるを得なかったこのお笑いというジャンルですが、あんなにドラマチックな芸人さんたちが漫画にできないわけがないと信じていました。
そして連載開始から今年で14年目を数える僕の最高傑作と自負するこの作品は、いろんな方々のご尽力により、ついにテレビドラマ化を果たしました!
生命を吹き込まれた圭右や辻本たちがどんな声で、どんなしゃべり方で笑わせに、また泣かせに来てくれるのか、楽しみで仕方ありません。
この作品を描くために、僕はたぶん漫画家になりました。芸人さんたちの笑いを追求するかっこよさ、必死にもがく愛しいさま、壮絶な生きざまが丸ごとこのドラマでより鮮明に伝わればと思います。どうぞお楽しみに!
連続ドラマの演出は以前からやってみたかったのでうれしいです。さっそく、時間と予算の重圧に押し潰されそうな日々を送っておりますが、いい物を届けられるよう現場の皆さんと奮闘しております。
あの森田まさのり先生が心血を注いで描かれた珠玉の一作「べしゃり暮らし」の初映像化という大役に、初めはとてつもない重圧を感じていました。ですが、劇団ひとりさんを演出にお迎えできたこと、今を時めく間宮祥太朗さんと渡辺大知さんに、主人公・圭右とその相方・辻本を演じていただけることで、重圧は今、とてつもなく大きな期待へと変わっています。
原作ファンの方はもちろん、今回初めてタイトルを知った方へも、お笑いの世界に生きる人たちの、アツく、笑えて、泣ける原作の素晴らしさを余すところなく届けたいと、キャスト・スタッフ一丸となって撮影に挑んでいきます。
また、個性豊かな俳優陣たちが、幾度も稽古を重ねて挑む、本意気の漫才シーンにもぜひご注目ください!
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