連続テレビ小説「まんぷく」(2018-2019年、NHK総合ほか)で、萬平(長谷川博己)が理事長を務める池田信用組合の秘書・望月綾を演じ注目を集めた玄理。現在は、シリアスな秘密を持つ女性たちの愛のカタチを描いたドラマ10「ミストレス~女たちの秘密~」(毎週金曜夜10:00-10:49、NHK総合)に出演し、綾とはまったく違った魅力を放っている。
そんな彼女に、「ミストレス―」の見どころと“愛”というテーマの難しさ、最近ハマっていることを直撃インタビュー!
――「まんぷく」に出演されて、周りの反応はいかがでした?
海外の友だちが見たと言ってくれたり、歯医者のおじいちゃん先生が気付いてくれたりと、幅広い年代のさまざまな所に住んでいる方たちに見てもらえてうれしかったですね。“朝ドラ”のすごさを目の当たりにしました
――“朝ドラ”といえば過酷なイメージですが、現場はいかがでした?
大阪での撮影だったんですが、以前出演させていただいたドラマ10「女子的生活」のときと同じスタッフもいたので、安心してのびのびと撮影させてもらいました。大阪出身の友達が多いし、美味しいモノも多いので、かなり充実した大阪ライフでしたよ。そして事務所の先輩の長谷川さんもいらっしゃったので、ご飯に連れて行ってもらったり。いい思い出です
――そして現在出演中のドラマ「ミストレス―」は全く違うタイプのハードな内容ですが…。
本作は海外ドラマ「Mistresses」の日本版。年齢が違う4人の女性の四者四様の“愛”のカタチを描いています。私が演じる冴子という役は、キャリアウーマンでプライベートでは夫・悟史(佐藤隆太)とラブラブな生活をしているという、生活が充実している女性。ただ、子供をつくるかで意見が合わず、少しずつ関係がぎくしゃくしていき、途中で大きな過ちをしてしまいます。「まんぷく」とはまったくと言っていいほど違う世界になっています(笑)
――冴子を演じるうえで注意している点などありますか?
彼女はキャリアウーマンなので、めちゃくちゃデキると思っていたら意外と微妙で…。毎回、何かしらヘマをしているんですよ(笑)。第1話だと、会議中に携帯を鳴らしたり、悟史に送るはずだったセクシーな写真を後輩に送ったりとか、本当におっちょこちょい。そんな一面や、とはいえバリバリしている仕事している姿、家で夫といるときのかわいらしいところなど、多面的な面がある女性をきちんと表現したいなと思っています。
中でも気をつけているのは、悟史との距離感ですね。子供をつくるかどうかの話でぎくしゃくしているけれど、基本は愛でいっぱい。その愛が演技から垣間見られるように、監督や佐藤さんと話し合いながらつくっています
――“愛”にはカタチがないから難しいですよね。
本当に悩みます。例えば、一回でも裏切ってしまったらもう愛していないのか?といえば違うなと。でも裏切られた側からすると、愛しているとは言えないでしょ!と言いたくもなる。そしてその愛しているかどうかという主観的で、でも相手がいないと成り立たない問題を誰が判断するのか…。正解がないんですよ。私も冴子がどういう答えを見つけていくのか、すごく楽しみです
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