古田新太演じるゲイで女装家の高校教師・原田のぶおの突き刺さるセリフが話題を呼んでいる「俺のスカート、どこ行った?」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。「演技だけではなく取材を受けるのもこれが初めて。緊張とワクワク感が止まらないです!!」と語るのは、のぶおのクラスの真面目な優等生・湯浅楓を演じている松村キサラ。
「初めてのことだらけなので毎日が刺激的。普段の教室はワイワイとにぎやかだけど、緊迫したシーンになると同じ方が演じているとは思えないくらい空気がピーンと張り詰めて…。そういう振り幅がスゴイ演技を目の当たりにすると、すごく勉強になります」
のぶおの強烈な個性にも注目が集まっているが…。
「女装家の先生って実際にはなかなかお会いしないと思うので、ドラマとはいえ生徒になれてうれしかったです。あんな先生がいたら毎日学校へ行くのが楽しくなるはず。そして、せりふに心がつかまれますね」
同世代もたくさんいる現場だが、撮影の合間はどのように過ごしている?
現場は意外と20代の方も多く、私と長浜むぎ役を演じている宮部のぞみちゃん、小田原エマ役の宮野陽名ちゃんの3人が一番下。でも、年齢を気にせずみなさんが話しかけてくださります。最近現場で流行っているのは、道具を使わないゲーム。“指スマ”(いっせーのせー)や“愛してるよゲーム”は盛り上がりますね。本当の学校みたいです」
高校1年生になったばかりの彼女。高校生活でやりたいことは何?
「友達をいっぱいつくって、青春っぽい写真を撮りたい! みんなと中庭でお弁当を食べるなど、今しか味わえない姿を収めていきたいです。あと、幼稚園のころからジャズダンスを習っているのですが、これは変わらず続けていきたい。みんなでビシッと振りをそろえるのは大変なんですが、そろったときの快感は最高! チームワーク感も好きなんです」
女優になりたいと思ったきっかけは?
「子供のころから映画やドラマを見るのが好きで、キラキラした世界に憧れていました。映画『ハンサム★スーツ』(2008年)を見てキレイでおしとやかなヒロインを演じていた北川景子さんのファンになったんですが、ドラマ『悪魔ちゃん』(2010年・日本テレビ系)では真逆のサイコパスな人物を演じていて…。あまりに雰囲気が違っていたので圧倒され、女優ってスゴイな~と感じて、私もそういう女優になりたいと思うようになったんです」
芸能人生をスタートさせたばかりの松村。どのような女優を目指す?
「感動と笑顔を与えられる、息の長い役者になりたいです。そして、シリアスからコメディーまで、同じ人が演じているの?と驚かれるような演技ができれば…。そのためには、今の現場で、古田さんをはじめ共演者の皆さんの演技を勉強します!!」
取材・文=玉置晴子
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)