――今回はさまざまな挑戦があった現場ということが伝わってきます。そうした経験から得られたことは?
この作品は、特に「自分も相手も、それぞれ仕掛けた芝居で空気や芝居が変わっていく」という要素が強いと思うのですが、これらに必要なことは“練習”や“準備したもの”の枠を超え、自分が触れてきた“笑い”の引き出しや、演劇の経験など、自分の人生で経験したもの全てをフル活用することでした。
そしてもう一つ、リハーサルが終わった後、皆さん自主的に現場に残られて、それぞれ掛け合いを行う相手と一緒に芝居の練り上げをされていました。
ドラマや映画、アニメのアフレコ現場など、どのフィールドのどの場面においても、自発的に「良いものを作るにはどうしたら良いか?」をそれぞれのセクションが、作品のためを思って真剣に考えることはすごく大切なことだと感じましたし、僕自身もそういう役者でありたいと改めて思いました。
今回皆さんと作品づくりをご一緒させていただき、ジャンルは違えども、作品に対して同じ思いで向き合われている姿を見て、役者魂がとても熱くなりました。
今回、ドラマ形式でありながら、舞台、そして即興コメディーでもあるという一味違った作品に素晴らしい共演者の皆さんやスタッフの皆さんとご一緒させていただくことができ、役者として非常にありがいチャンスをいただけたと感謝しています。
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