――役へのアプローチは?
橘:役作りに関しては、日々研究しています。
林:何の研究? それ、聞きたいわ(笑)。
橘:稽古するたびに、セリフの言い方をどうすればいいのか考えたり、私の役名は「三葉(みつば)」って言うんですけど…。
林:ややこしいでしょ。たまに、みんな「二葉!」って呼んじゃう(笑)。
橘:名前が似ているんですよ(笑)。「三葉」というキャラクターの中に自分の性格もちょっと出しつつ、ぶりっ子的要素も入れたりして。
林:“さとり世代”のギャル役やもんね。
橘:お通夜の時でもスマホをいじっているような子です。後は“悪”な感じも少しずつ見せていきたいなって思っているんです。
――物語が進むにつれて変化していく感じ?
橘:少しずつ「三葉」の本性が見えてくるかもしれません。
林:見える、見える。
橘:最初の方では、そういう裏の顔の部分は見せないんです。
林:謎めいた少女ということになっています。
橘:そのギャップを楽しんでほしいです。
林:ギャップ萌え?
橘:たぶん、このギャップは“萌え”ないと思います(笑)。
――今回から参加する二葉さんに期待していることは?
林:せっかく役作りしてくれているので、こういうことを言うのは申し訳ないんですけど(笑)、このまんまでいてくれたらいいなって。もちろん、二葉のまんまのキャラクターではないけれども、共演者がジジ、ババばっかりなんですよ(笑)。
その中で、初めて20歳の若い子が参加してくれるので、この若いエキスが入ってくれるだけでいいスパイスになっているんです。だから、肩の力を抜いて二葉のまんまでいてくれたら、それだけで十分。まぁ、共演者はいろんなジャンルの先生をやっているような人たちばかりだから緊張するのは無理ないですけど。
橘:ダンスの先生とか、たくさんいらっしゃいますからね。
林:私は、二葉が8歳の頃から和歌山で見ていたので、ホンマ自分の“隠し子”的な気持ちがあるんです(笑)。だから、二葉のシーンになると、見ている私も緊張しちゃうけど、とにかくいい意味で力を抜いて楽しんでほしいですね。
橘:はい! 肩の力を抜いて楽しみたいと思います。
――ミュージカルですから、歌とダンスも見どころの一つ。
橘:今は、お芝居の稽古と並行して振り付けを覚えている段階です。
林:うちはカリスマダンサーの集団ですから。いろいろ勉強も兼ねてやってもらいたいなと思っているんです。二葉も20歳になりましたしね。
橘:皆さんが、その場で振りを作ってすぐに踊る姿を見ていて、頭の中はどうなっているんだろうって思いました。一つ一つの発想も素晴らしいですし、勉強になることばかりです。
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