矢口史靖監督、三吉彩花主演によるミュージカル映画「ダンスウィズミー」が、8月16日(金)に公開。今回、6月からカナダ・トロントで開催されるカナダ最大の日本映画祭「第8回トロント日本映画祭」での世界初上映が決定した。
「ダンスウィズミー」は“ミュージカルが好きな人だけでなく、ミュージカルが苦手な人にも楽しんでもらえる”と、矢口監督が自ら太鼓判を押す、構想16年の最新作。
ミュージカルが苦手な人には違和感を覚える“登場人物たちがせりふの途中で歌い踊り出す”という、ミュージカル特有の部分を作品の設定に据えることで、これまでにない新しいミュージカル映画となっている。
劇中には、ヒップホップやジャズをはじめ、観客も踊り出したくなるようなオリジナルダンスが満載。
従来のミュージカルとは全く違うアプローチで、三吉の他、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明らが劇中で縦横無尽に踊り回る。
三吉が演じる主人公・静香は、ミュージカルが苦手な女子。ある日、催眠術にかかってしまった静香が、音楽を聴くと歌わずに踊らずにいられなくなってしまい、術を解くために日本全国を駆け回る。
音楽が日常にあふれる日々の中で、音楽から逃れるのは至難の技。術が解けない静香は、街中にあふれる音楽を聴くたびにミュージカル的に歌い踊ってしまう。
そんな、身近で笑えるコメディーミュージカルを作り出した矢口監督は「急に歌ったり踊ったりするミュージカルへの“なぜ?”という、違和感自体をテーマにできないかとずっと考えていました。
そして、リアルな生活の中で体が勝手にミュージカルしてしまう女の子の話を思いついた時に、これはいける!と思ったんです」と振り返る。
また、「勝ち組OLに見えて、歌える、踊れる、芝居ができる、そして、キャラクターに合う」という静香のヒロイン像は、三吉しか演じられないと確信したとのこと。
過去作でも、厳しいトレーニングを重ねたキャストが吹き替えなしでシンクロナイズドスイミングやビッグバンドジャズなどに挑んできたが、今回は比較にならないほど大変だったと語った。
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