――今回のCMは、ピンチの状態を覆す“挽回”と、アニメ「BLEACH」に登場する、自分の力を倍増させる戦闘技“卍解”をかけた内容となっています。お二人のこれまでのキャリアの中で、ピンチを“卍解”=“挽回”したエピソードがあれば教えてください。
箕輪はるか:私は、小学生のときに前歯の神経が死んだんですよね。
近藤春菜:それはなんで死んじゃったんですか?
はるか:学校の帰り道に転んでしまって、コンクリートの所に歯を打ってしまって。その後、芸人になって、それを生かして人に笑ってもらえたことで、“卍解(挽回)”しました。
春菜:でも、それも二十何年間、神経が死んで黒かったのをお医者さんに診てもらって、いつ抜け落ちるか分からないってことで治しましたし、治してからも“卍解(挽回)”したんじゃないですか?
はるか:治したことで、より強い歯にしてもらったんですよね。すごい丈夫で、スペースシャトルの外壁と同じ素材なんですよ。大気圏でも生き残れます、歯だけ。
春菜:いやいや、他はなくなるから(笑)。私はですね、私たちは劇場でネタをやらせてもらってるんですけど、1年目のときとかは本当に緊張しすぎて、ネタが飛んじゃうこともあったんですね。飛んじゃったときは、どっちがしゃべりだすかも忘れるくらい、二人とも頭が真っ白になって。今だったら、アドリブとか入れてつなぐこともできるんですけど。で、あるとき、お客さんがいる前で30秒くらいお互い見つめ合いながら黙っちゃったことがあって、「これ、どうしよう」ってなっちゃって。そしたら、照明さんが気を遣って、徐々に暗転してくれたんです。私たちが急に黙って、30秒くらい見つめ合って、だんだん暗くなっていって、「ありがとうございました」って言って終わる、っていうシュールなコンビのネタみたいになって(笑)。だから、すごいシュールなコンビだって思われてた時期がありました(笑)。あれは“卍解(挽回)”したなっていう瞬間でしたね。“卍解(挽回)”っていうか、人に助けてもらった思い出ですけど。
――本CMの放映開始日が5月ということで、お二人にとっては、今回が新元号「令和」になって最初のCMになります。視聴者の方々へ向けて、本CMの見どころを教えてください。
春菜:平成が作ったすばらしい作品「BLEACH」と「モンスト」のコラボが、令和で見られる、それに自分たちが出演できるっていうのがね、平成を駆け抜けたハリセンボンが、令和も突き進んでいくぞ!…という感じで。こんなコラボを見ることができて、「令和ありがとう」っていう感じですよね。
はるか:これは見るっ×〇△きゃない!!!
春菜:えっ、何ですか? 若干甘噛み…令和で初甘噛みじゃないですか?
はるか:甘噛みなんてしてないです。
春菜:いいんですね、今ので? 大丈夫なんですね?(笑)
はるか:大丈夫です(笑)。
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