ピアニストでもありシンガーソングライターでもある平方“トーマス”元が、毎回美女ヴォーカリストと共演するライブシリーズ「ミルジェネ 美女と野獣LIVE」。4月29日に六本木BIRDLANDで行われたvol.12に、阿部乃みくが出演した。
「美女と野獣 -Beauty and the Beast」と銘打ったこのライブは、平方が演奏するピアノのみで出演者の歌声をじっくり堪能できる。今回、同シリーズ初登場となる阿部乃は、今年1月に惜しまれつつセクシー女優からなるアイドルグループ・マシュマロ3d+を卒業したが、ソロでの音楽活動を続けており、6月1日(土)にはワンマンライブも控えている。
最初に本ライブのホスト役である平方が、「Change the world」(エリック・クラプトン)を熱唱。その後、舞台袖からドレス姿の阿部乃が「マスター、やってる?」と言いながら“バー”の設定であるステージに上がり、ライブタイトルにもなっている「Beauty and the Beast」で伸びやかな美声を響かせた。
前半戦は、阿部乃がカバー曲とオリジナル曲の計5曲を披露。
1曲目は甘酸っぱい記憶を呼び起こす「細胞ぜんぶが君に恋してる」(オリジナル)。冒頭で「グランドピアノ(をバックに歌うの)が初めてで…全然違いますね」と言い歌うその声は、芯のある高音がピアノの音色とぴったりで観客はみな酔いしれていた。
2曲目は、阿部乃の高音が生かされた切ないメロディーラインが印象的な新曲「僕までの物語」(オリジナル)を披露。初披露の緊張からか、平方にフォローされながらMCで「初のバラード曲となっております。今日歌詞カードを書いてきたんですけど、『こんな歌詞だったんだ』って読みこんでもらえるとうれしいです。今回作詞させていただきまして、作曲は『細胞~』を作っていただいた作曲家の松岡美弥子さん。みなさんにも好きになってもらえるとうれしいです」と新曲の思いを伝える。
続けて、平方の古い友達という奥華子の「変わらないもの」で2人のハモりを美しく会場に響きわたらせた。そして、「Jewelry day」(絢香)、最後に「ずっと…」(オリジナル)で盛り上がりを見せ、前半戦を締めくくった。
休憩を挟んで、後半戦の平方の弾き語りパートへ。シンプルなピアノ演奏と共に、カバーしてみた動画がアップされていたと笑いを誘う「ワガママメッセンジャー」、通常はギターだが今回はピアノ弾き語り初披露という子供の頃の風景をつづった「心おぼえ」、自然と体を動かしたくなる「手の鳴る方へ」、身近な人への思いが込められた「愛する人へ」を熱唱した。
最後に、毎回恒例のゲストのオリジナル曲をカバーするコーナーでは、前半戦で阿部乃が最初に歌った「細胞ぜんぶが君に恋してる」をカバー。曲の途中から阿部乃もステージへ戻り、2人の歌声が重なり合いまた新たな味わいを感じさせた。
アンコールでは、バラード曲「First Love」(宇多田ヒカル)からの盛り上げ曲「叫べ!」(阿部乃オリジナル曲)で観客を魅了し、大きな拍手が贈られた。
阿部乃は、5月17日(金)に「ミルジェネプレミアムライブ8」(阿部乃みく・原宿☆バンビーナ・かさいあみ・篠宮ゆり出演、東京・初台DOORS)の出演が決定しているほか、6月1日(土)に1stワンマンライブを東京・六本木BIRDLANDで開催する。
また主催の音楽レーベル・MilkyPopGenerationでは今後、5月8日(水)「ミルジェネ美女と野獣LIVE特別版『美女と野獣と美女と美女II』」(早乙女らぶ・北川エリカ・AIKA出演、東京・六本木BIRDLAND)、5月15日(水)に「『美女と野獣 -Beauty and the Beast-』vol.14 with 沖田杏梨」(東京・六本木BIRDLAND)、5月26日(日)に「希島あいり 3rdワンマンライブ」(東京・初台DOORS)、5月28日(火)に「『美女と野獣 -Beauty and the Beast-』vol.15 with AMATSUKA」(東京・六本木BIRDLAND)を開催する。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)