名古屋・大須商店街発の愛知県公認アイドル・OS☆U(オーエスユー)が、5月3日にダイヤモンドホールにてライブ「This is OS☆U Vol34」を開催。新旧楽曲やソロ、派生ユニットの楽曲など結成9年を詰め込んだパフォーマンスで観客を圧倒。大盛況で幕を閉じ、改めて「OS☆U」ブランドの高さを証明した。
名古屋のアイドルでは、SKE48に次いで歴史のあるグループ・OS☆U。この日はオリコン週間2位を記録した「ガンガン☆ダンス」からスタート。新旧のヒットソングはもちろん、キャプテンで名古屋アイドル随一の歌姫と名高い「斉藤めぐ」、7☆3でも活躍中でCDソロ曲を人気投票で勝ち取った「夏川愛美」のソロパートや、「Lady Note from OS☆U」(オリコン週間7位)「まねきねこ from OS☆U」(オリコン週間7位)といった派生ユニットのパフォーマンスなど盛り沢山の内容。
また、花王「ビオレ U ハンドソープ」 のタイアップソングや、回転寿司チェーン「魚魚丸」のイメージソング「おさかな☆フィーバー」の歌唱の際には、「魚魚丸」・「回転寿司」を題材にした寸劇を繰り広げ、愛知県トラック協会の公式イメージソング「笑顔の架け橋~Smile Transport~」をハートフルに熱唱したりと、地方自治体や企業とのタイアップが多いOS☆Uならでは演目もあり、終始会場は熱気と大歓声に包まれていた。
そして今回の目玉、OS☆Uの10期の新人最終オーディションのコーナーがスタート。MCに地元を中心に活躍中のタレント酒井直斗氏を迎え、まずは、1次、2次、Showroom審査をトップで勝ち抜いたエントリーNo1003の「すず」の合格発表が告げられる。その後、No1001「もつちゃん」No1002「まな」No1004「YUA」が各々のパフォーマンスを披露し、いよいよ観客が投票する最終審査となり、当日動員数の20%以上の投票率を「YUA」「まな」「もつちゃん」「まな」の順でクリアし最終審査は全員合格となった。
ここで観客も予期せぬ展開が…なんとスカウト枠でもう1人、10期生がOS☆Uに入るという仰天発表に客席には、動揺に近い騒めきが起こる。スカウト枠「野田若菜」が登場した瞬間、彼女の可憐な姿としっかりとした歌唱力に、打って変わって会場は大興奮。拍手と歓声に包まれ観客の期待に応えた形となった。
そして、興奮冷めやらぬ会場にOS☆Uのセンター投票の結果発表がスクリーンに映し出される。今日の発表を知らされていなかったメンバー達は気をてらいながらスクリーンを見つめる。息を飲む観客とメンバーをよそに12位から4位まで発表されていく。時には驚きそして落胆や安堵が会場を駆け巡る。いよいよベスト3の発表。3位には大躍進の「井川なつ」2位は2018年と同様に「夏川愛美」そして…約1年間続いたセンター投票を制したのは前回に続き「星野麻里愛」であった。
星野は観客に感謝の気持ちを込めつつ、過去センターを務めた先輩を追い越し歴代最強のセンターになるべく頑張っていくと改めて宣言。会場は応援の声と拍手喝采に包まれた。
たかが順位、されど順位…落胆するメンバー、喜ぶメンバー、臥薪嘗胆・一喜一憂のドラマがそこにはあった…。
OS☆U10周年となる2020年…上位メンバーの更なる頑張りや下位順位のメンバーの巻き返し、10期メンバーの躍進に期待したい。そして地元愛知のにぎわい創造・地域社会貢献を常にブレずに遂行し続けている彼女達を引き続き応援して欲しい。
文・苦楽園 京
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