――監督のオークラさんは、東京03の単独公演の演出も一部担当されていますが、「遊戯みたいにいかない。」とでは、関わり方は違ってきますか?
飯塚「各公演の最後のネタはオークラに書いてもらいますが、最終的に東京03っぽくなるように、こちらで少し直すんです。でも『遊戯みたいいかない。』に関しては完全にオークラ指示の下、オークラがやりたいようにやる。だから脚本を直すこともないですし、僕たちが勝手に入れたアドリブでも、オークラに『いらない』と言われたら削る。言ってしまえば、僕らは完全に“オークラ組”ですね(笑)」
――dTVでは皆さんの単独公演のライブ映像を配信中ですが、思い入れのある公演は?
飯塚「俺は『自己泥酔』(第19回)が一番好きなんですよ!ライブ全体のネタのバランスがすごく良いので。それまでは『燥ぐ、驕る、暴く。』(第12回)が僕の中のベストワンだったんですけど(笑)」
角田「第12回から第19回まで間が空いていますけど、もちろん全部良いっちゃ良いんですよ?(笑)」
飯塚「もちろん、良いですよ(笑)。実際にご覧になった方はどう思っているか分からないので、これはあくまで個人的な意見です(笑)。でも、もしかしたら『自己泥酔』の記録を塗り替える公演が今後出てくるかもしれないですし、このままずっと『自己泥酔』が1位に君臨し続けるかもしれないですし…前回の公演『不自然体』は超えていないので(笑)。
――「自己泥酔」を超える公演が出てくるのを楽しみにしています。
飯塚「そうですね。頑張って頂きたいですね(笑)」
豊本「自分で言っちゃうんだ(笑)」
――角田さん、豊本さんはいかがでしょうか?
角田「僕は『明日の風に吹かれないで』(第18回)ですね。『ネタ作りを始めよう!』と言うタイミングで足を折ってしまい、DVDジャケットの撮影時も直らずで…撮影中は取りましたが、実はジャケットの裏面は松葉杖を持っているビジュアルだったり…(笑)。そう言う面で思い出に残っていますね(笑)」
豊本「僕は『スモール』(第7回)かな。コントの合間に流す映像の中に、ただ僕が佇んで映っているだけのものがあったですけど、たったそれだけなのに、ウケていたのが印象深くて(笑)。あと、『図星中の図星』(第13回)も。あれは、公演中に椅子が顔に当たってしまい、血を流しながら公演を続けた記憶がありますね(笑)。その結果、ネタがブレまくりました(笑)。
――「遊戯みたいにいかない。」をこれからご覧になる方へ一言お願いします。
飯塚「監督のオークラとは20年以上の付き合いでやってきているので、前作『漫画みたいにいかない。』も含めた今までの積み重ねが反映されてきたのものが、この『遊戯みたいにいかない。』になっていると思います。集大成と言ってしまうのは大げさかもしれないですけど、すごく良い出来になっていると思います。なので、多くの人に見てもらいたいですね。何より、オークラの良さがすごく詰まっている作品だと思いますのでぜひ!」
豊本「“おもしろオシャレ”の一言に尽きる作品です(笑)」
角田「僕は個人的に面白くておしゃれなものがすごく好きなんですよ」
飯塚「面白くもおしゃれでも無いけどな(笑)」
角田「そういうことを言うんじゃないよ(笑)」
飯塚「その“逆おもしろオシャレ”の人が“おもしろオシャレ”な作品の主役をやっているのはすごいな(笑)」
角田「(番組ポスターを見て)一人じゃ無理ですけど、5人なら“おもしろオシャレ”になじんでますから!僕の“おもしろオシャレ”作品の代表作にしたいと思います! もちろん、dTV限定版も面白いのでぜひ見て頂きたいです!」
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