――原作・ドラマの脚本を読んだ際の印象は?
脚本を読んでから登場人物が自分の中に入ってくるまで、そして物語に対して自分の気持ちが入るまで、あっという間で自分でも驚きました。それくらい原作も脚本も面白くて、本当に衝撃的でした。
これほど、すんなりと物語に寄り添えることは、なかなかないなと思います。それほど面白いからこそ、「映像化した際にどうなるんだろう?」というのは、今の悩みでもあり楽しみでもあります。
――映画「ヤッターマン」(2009年)でドロンジョを演じて以来の泥棒役で、現代劇としては初めて泥棒を演じることになりますが?
演じるのは泥棒ですが、登場人物それぞれが真面目に生きていて、それが面白く見えるといいと監督がおっしゃっていましたので、三雲華という女性が持つ、泥棒なんてやりたくないと図書館司書として普通に働く“昼の顔”と、盗みの才能に恵まれてどこかで血が騒いでしまう“夜の顔”という二面性をしっかり演じ分けられたらなと思います。
――「隣の家族は青く見える」(2018年、フジテレビ系)以来、1年ぶりの木曜劇場ドラマ主演となります。
「隣の家族は青く見える」は妊活などを扱うドラマだったのに、今回は泥棒役ということで木曜劇場はすごく作品の幅の広い枠だなと感じました(笑)。
――瀬戸康史さんとは、「TOKYO エアポート~東京空港管制保安部~」(2012年、フジテレビ系)以来、およそ7年ぶりの共演となります。
瀬戸さんは、7年前から既に凜とされていた印象なのですが、昨年「隣の家族は青く見える」のスタジオ撮影をしていた際、瀬戸さんがお向かいのスタジオで「海月姫」を女装姿で撮影されているところでごあいさつさせて頂いて、瀬戸さんは本当にいろいろな役を演じることができる方だなと思いました。
瀬戸さんの女装姿がきれいすぎて、遠くから見た時にはきれいな女性だなと思っていたのですが、段々近づくにつれて「あ、瀬戸さんだ」とすごく驚きました(笑)。
――ドラマを楽しみにしているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
原作と脚本を読んで面白さに衝撃を受けたので、その時に感じた思いをそれ以上にして皆さまにお届けできたらなと思っています。
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