――お二人は実質初共演ということですが、今回共演されてみて、お互いの印象はいかがですか?
松井:お芝居でもアドリブをたくさん入れてこられますし、すごく柔軟な方だと思います。周りの人が話しているのを聞くシーンでも、そのリアクションでいかに自分のキャラクターを前に出せるかとか、面白くできるかを常に追求しているんだな、と(笑)。何回もびっくりさせられました。
竜星:僕は品がある方だな、と思いました。普段の松井さんからはキャバクラの話だったり、怒鳴ったりしているところが想像ができない。でもそれを今回の芝居でしているから、面白いです。それはやっぱり、その人の中身の品の良さが生む面白さだと思いますし、まねができないことなので。とても知的ですてきな方なんだな、と思いました。
…でもちょっと抜けてるところもありますよね?(笑)
松井:そうなんです、駄目なところもいっぱいあって(笑)。でも今回演じる千花先生という役は「元No.1キャバクラ嬢」というバックボーンがあるので、そういう人は所作がきれいじゃないといけないのかな、と思い…ちょっとだけ気にしながらやっていました。
竜星:僕はまんまとそれに引っ掛かったわけですね(笑)。でもすごいですよ、役作りなのか、(松井が)職員室の自分のデスクとかに、鶴を置いていて…。
松井:それは役作りじゃないです!(笑)
竜星:鶴をずっと折っているんですよ。だから折り鶴が机の上にどんどん増えていって。ちょっと怖くなっちゃいました(笑)。
――なぜ鶴を折っていたんですか?
松井:ちょうど正方形のメモがデスクに置いてあって…撮影の合間に、ただただ折りたくて鶴を折っていました。気付いたら結構な数になっていて(笑)。折っているシーンはテレビでは映らないんですけど、よく見るとデスクや教室の方にもちょこっと鶴が映っているらしいです。
――お二人の学生時代、個性的な先生などはいましたか?
竜星:あまり授業をしない先生とかいましたね。
松井:それ大丈夫なんですか?(笑)
竜星:大丈夫です(笑)。教科書を開いて教える、という先生ではなかったんです。でもそういう先生は楽しかったですし、みんな慕っていたような気がしますね。
松井:私の学校には、ずっとラガーシャツしか着てこなかった先生がいました(笑)。「俺はラガーシャツしか着ない」ってポリシーで。でもサッカーがすごく好きなんです。
(サッカーの)ワールドカップをやっているときにちょうど私の担任だったんですけど、日本チームの成績によって機嫌が変わるっていう…。「やばい、サッカー負けたから先生今日機嫌悪いかもしれない」って、生徒の方が気を使うようになっていましたね(笑)。
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