若き“いぶし銀俳優”毎熊克哉、水谷豊監督の辣腕に「あれは、まさに神業」

2019/05/17 09:00 配信

映画 インタビュー

毎熊克哉がインタビューに応じた

水谷監督の遊び心が詰まっている作品


――あらためて、今回の作品の見どころは?

「轢き逃げ」という重いテーマではありますけど、ところどころに笑える部分もあって、しっかりとしたエンターテインメント作品になっていると思います。シリアスな物語の中に、水谷監督の遊び心がたくさん詰まっていて。

音の演出や見せ方など、いろいろなことに挑戦しているので、楽しい映画を見るつもりで劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。

――タイトルにちなんで「最高の一日」と「最悪な一日」にまつわるエピソードをお聞きしたいのですが、まずは「最高の一日」からお願いします。

この間もちょっと考えたんですけど、何か抑揚のない人生を送っているなって思ったんですよ。なので、ユルい答えでもいいですか?

――もちろんです。質問自体がユルいので(笑)。

やっぱり、目覚まし時計をセットせずに寝られる日は最高ですよね。

――それ、分かります!

だからといって、その日の夜に特別なことをするわけではないんです。ご飯を食べて風呂に入って後は寝るだけなんですけど、幸せを感じますよね。

――では「最悪な一日」は?

電車に乗るとおなかが痛くなるんです。本屋さんに行くとトイレに行きたくなるという人がいるじゃないですか。あれと同じ感覚。でも、そういうギリギリの状況の時に限って、男子トイレの個室が全部埋まっていて。

自分と同じように切羽詰った人が何人も並んでいる。あれは、もう絶望しかないですよね(笑)。

できれば、もう少し男子トイレの個室を増やしていただけたらなと思っています。よろしくお願いします!(笑)

取材・文=月山武桜

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