低予算ながら「作家主義」×「俳優発掘」を揚げ、オリジナル脚本にこだわって2013年に始動したプロジェクト。
本作「スペシャルアクターズ」はこれまでの6作品に次ぐ本プロジェクトの第7弾作品となる。
第1弾「滝を見に行く」(2014年/沖田修一監督)
第2弾「恋人たち」(2015年/橋口亮輔監督)
第3弾「東京ウィンドオーケストラ」(2016年/坂下雄一郎監督)
第4弾「心に吹く風」(2017年/ユン・ソクホ監督)
第5弾「ピンカートンに会いにいく」(2017年/坂下雄一郎監督)
第6弾「鈴木家の嘘」(2018年/野尻克己監督)
上田監督のことを知れば知るほど、映画を作ることを運命づけられた人だと感じます。
映画への深い愛情や並外れた才能、チャーミングな人柄や優れたリーダーシップは、若くしてハリウッドの救世主となったスピルバーグに近いかもしれません。まさに映画の申し子です。
私たちは今まで「作家主義」と「俳優発掘」を掲げて映画を作ってきましたが、上田監督は日本映画界では珍しいエンターテイメントに徹した作家だと思います。
特に「笑い」に対するこだわりはすごい。「カメ止め」では観客の笑い声で劇場が揺れるという体験を何十年ぶりにしましたがそんなことのできる監督は他にいないし、「スペシャルアクターズ」もそういう映画になると信じています。
また、この作品の出演者はオーディションで選ばれた無名の役者たちですが、彼らが個性豊かで素晴らしいのです。上田監督の卓越した演出で輝く彼らを見てほしいですし、この映画でスポットが当たってほしいと願っています。
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