佐々木蔵之介、“艦長”西島秀俊は「いかなるときもブレない」

2019/05/21 18:30 配信

映画

撮影中はずっと緊張感が張り詰め、「昼休憩と夜休憩が楽しみで仕方なかったです(笑)」撮影=横山マサト


秋津はなかなか手ごわい人ですよね(笑)


――佐々木さんとしては秋津のような上司をどう思いますか?

一般社会ではなかなか手ごわい人ですよね(笑)。もちろん、秋津は先を見通すことのできる優秀な人で、彼が下した結論が的を得ていることもあるんですけど、もうちょっと説明が必要なんじゃないかと思いますね。

――相当過酷な撮影だったと聞きましたが、現場であらためて感じたことはありましたか?

映画のわりと最初の方に出てくるんですけど、「戦闘態勢につく」というセリフがあって。もちろん、台本を読んで、いろんな局面に立たされるのは分かっているんですが、自衛官である彼らにとっても「戦闘態勢」というのは非常に危ない状況で、早くもこんな状況かと。それを現場に入って実感するところは大きくありました。なので、僕たちがそれをどこまで理解して口に出せるかは常に考えていましたね。

――撮影中はずっとセットの中にいて、スタジオの外に出ることも許されなかったとか?

確かにそうでしたね。でも、実際に護衛艦に乗ってらっしゃる方もそんな感じなんだろうなと。なので、昼休憩と夜休憩が楽しみで仕方なかったです(笑)。

――撮影に入る前に実際の自衛官の方々とお会いになったそうですが、印象に残っていることはありますか?

海上自衛隊は艦に乗る全員が家族みたいなもので、艦が家なので、そこから降りることはむしろ外出なんだそうです。あと、うかがった話が戦闘に関することばかりなのに驚きました。レーダーでどう傍受するのかとか、このミサイルはこう撃つとか、そういったお話を聞いて、自衛隊の任務とはそういうことなんだとあらためて思いました。

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