香里奈プロデュースのウエディングドレスの新作発表会「Sancta Carina Collection Season 8」が12月7日、都内で行なわれ、香里奈の囲み取材が行なわれた。
同ブランドは、「女性が人生の中で最高に美しい瞬間に“輝き”を添えられるドレスを作りたいという香里奈の願いから誕生したウエディングドレスで、ブランド名の「Sancta Carina」とはイタリア語で「聖なる香里奈」という意味を持つ。第8弾を迎えた今回は、「LUXURY(贅沢)」と「MATERIAL(素材)」を合わせた造語の「LUXURIAL(ラグジュリアル)」テーマに、素材、テキスタイル、ディテールの美しさを追求したドレスが出来上がった。
ショーを終えた香里奈は、「毎回、毎回、いろんなドレスを作っていて、8回目となると『前にもこんなのあったかな』とか、『今度、こういう風にしようかな』とか、どんどんアイデアが出てきて、新しいCOUTUREラインっていうものを作ってみました。素材を生かした、素材重視のものを選んで、アクセサリーやジュエリーがゴージャスの時はドレスとシンプルにするなどの、プラスマイナスがちょうどいい具合のドレスができたんじゃないかな」と満足気な表情。着用しているオフホワイトのドレスについては「ボリューム感の多いドレスになっています。お花のポイントがあったり、ラインをアシンメトリーにして、腰まわりをシャープにしてみました」とこだわりを明かした。
また、「デザインを考える時は、自身のウエディングを想像して発想するか」という問いかけには「それ、全くないです(笑)。もちろん、こういうのがあったらいいなっていうのは、あるんですけど、自分が着るならっていうのではなくて、『こんなドレス見たことない』っていうのを生み出していきたい」とプロデューサーらしいまなざしに。
さらに、結婚式で香里奈プロデュースのドレスで式を挙げたという友人がお祝いに駆けつけると香里奈は「出身地の名古屋時代の15、16歳くらいの時に初めてお会いしまして、そこからの長い付き合いになっています。サードコレクションの時に、彼女が紫が好きなこともあり、わたしが着用したドレスをパンフレットを見て『絶対にこれがいい』って決めてくれて…」とドレス選びを振り返った。式当日は、フィッテイングにも参加したようで「自分と近い方が結婚をして、自分の(プロデュースした)ドレスを着ていただくって言うのは、初めてだったので近くで見たかったし、一生に一度のことなので、キレイに(式に)出ていただきたいなと思って、最終的に見に行きました」と、顔をほころばせた。