――粗品さんは、お仕事の合間の移動中もシャドバをプレイされているそうですが、他にはどんなゲームを?
「他のゲームもやってはいるんですけど、配信番組とかに出させていただけるくらいやり込んでて、かつ知識があるのは、シャドバくらいなんですよ」
――他のゲームというと?
「カードゲーム系はシャドバだけで、あとはFPS(※一人称視点のシューティングゲーム)が好きですね」
――あえて、普段ゲームをやらない人にシャドバの魅力を伝えるとしたら?
「まず、男の子は好きなはずです。例えるなら、すごく計算された将棋みたいなもので。将棋はお互い同じ駒で戦いますけど、シャドバの場合、ある程度の範囲内で自由にカードを組み替えられるので、そこでの“じゃんけん”的な要素もあるんです。あと、何手か先を読むという将棋の美学ってあるじゃないですか。シャドバになると、そういう先の読み合いの連続ですし、しかも全て数字で表示されるから、めっちゃ見やすいんですよ。ずーっと緻密な計算をしていって、最後に『あと1足りへん!』とか、『2多い!』とか、そういうことがめちゃめちゃあるんです。こう言ってしまうとありきたりですけど、本当に“奥が深い”っていう言葉がぴったりなんですよね」
――シャドバでランキングを上げるなり、強くなるためには、やはり場数を踏むしかないのでしょうか?
「場数もそうですし、ある程度のセンスも必要だと思いますけど、シャドバは運の要素も絡んでくるので、その点では麻雀に近いのかなって思います。例えば、初心者の方でも、世界王者のふぇぐ(※プロゲーマー。「シャドバ登竜門」にも出演)選手に勝てる可能性は十分あるんですよ。初心者がふぇぐ選手と1万回対戦したら、確実に負け越しますけど、一発勝負となったら全く分からない…そんなゲームなんですね。うまい人はうまさを極めていくのが楽しいでしょうし、あんまりうまくない人は、運で勝てることもあるっていう、また別の楽しみ方がある。誰にでも優しいゲームなんです。昔、中国で麻雀が禁止されていた時期があるらしいんですね。麻雀がおもろすぎて、このままやと国民全員がハマってしまう。そしたら国がめちゃくちゃになると。シャドバも、そのくらいのポテンシャルを秘めてると思います。日本、終わるかもしれないですよ(笑)。とにかく、決して敷居が高いゲームではないので、僕も、シャドバをもっと世の中に広めるとか、何か貢献できることがあれば、お手伝いできたらと思ってるんですけど」
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