僕が演じる竜崎は、分かりやすい言葉で言うと“インテリヤクザ”。ムロさんとは現場でお会いしたことがなかったので、お会いできてすごくうれしかったです。
“ムロ節”を生で体感できて面白かったのですが、ムロさん得意のアドリブをもう少し堪能したかったなと思います。作品自体はコメディー要素がすごく強い作品なんですけど、僕とムロさんのシーンは毎回僕が脅しているので(笑)。新太さんはこういう役を相当数やられているので、そんな新太さんに同じヤクザ役としてなんとか対峙できるように、気持ちの面では負けないよう意気込みを持って現場に臨みました。
脚本を読んだだけでも、完成を楽しくイメージできる作品だったので、きっとそれ以上に僕のイメージじゃ足りないところが面白く追加されて、笑ってもらえるんじゃないかなと思います。主人公が、周りの人たちに強く言えずにどんどん巻き込まれていってしまう様子を、イライラするのか、面白おかしく見てくれるのか、それは皆さん次第ですが(笑)。
そんな主人公をムロさんがきっと、すごく愛せるようなキャラクターにしているので、みなさんで愛していただければなと思います。
田中圭くんと初めてお芝居したのですが、やっとだなという感覚があり、うれしかったです。 僕は“嫉妬”を褒め言葉として使うんですけど、彼は嫉妬するくらいのお芝居の感覚を持っていると思います。間だったり、面構えだったり。
今回は、そんな彼にガンガンすごまれて“やられる”という役なので、この関係性ならではの「会話」というものを成立させたいし、それをしてくれる役者さんだということは間違いないです。
圭ちゃんとはピストルの撃ち合いをして二人でぶっ飛ぶというシーンがありました。 今まで共演してもそんなに絡むことがなかったので、同じ画角でピストルの撃ち合いをしたのが楽しかったです。
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