――パフォーマンスもトニー賞授賞式の見どころだと思うのですが?
オープニングパフォーマンスはいつも楽しみにしています。何が出るのか、ギリギリになるまで分からないワクワク感もあって、司会者のエンターテイナー性も相まって楽しいものが多いです。
また、作品の一部を観ることができる。これが宝物。今、一番熱いオリジナルキャストが歌って踊ってガツンと見せてくれる、トニー賞授賞式のステージならではの一回だけのライブ感もあり、いつも鳥肌が立ちます。
――今までのパフォーマンスで印象に残っているのは?
やはり1982年第36回授賞式の「ドリームガールズ」ですね。僕はその初演を見ているんですが、あの迫力、想像を超える実力は、今思い出しても身震いします。一幕の最後に主役のエフィー役の女優がトニー賞授賞式で歌った映像は、今でも繰り返し見るほど。
人の才能は無限大だと証明する、すごい瞬間です。そういった歌や踊りや演技のパフォーマンスがたくさん見られるんです。さすがに見ないと損でしょう! それがトニー賞授賞式の醍醐味でもあるんです。
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