昨年末からスタートした「新4K8K衛星放送」。美しい画面に目を奪われた人も多いだろう。だが、4K放送で盛り上がっているのは果たして日本だけなのか?
世界各地で4K放送への動きが活発化してきたのは、2013~2014年のこと。その時期を境に動画配信サービス、テレビ局ともに4K放送実施へ向けて、さまざまな動きを見せてきた。
知っているようで知らない世界の4K放送事情。日本の4K放送開始までの道のりと併せて見てみよう。
日本に先んじて4K放送を開始したのが韓国だ。韓国のケーブルテレビCJ Hellovisionは2013年1月から4K試験放送を実施しており、その約1年後の2014年4月から4K放送を実現している。
さらに地上波においても、2017年5月からKBS・MBC・SBSの放送局3社が、ソウルや仁川エリアといった首都圏地域で4K放送を開始。MBCが4K用のスタジオを導入するなど、2020~2021年に予定されている韓国全土への地上波4K放送に向けて、活発な動きが続けられているところだ。
そのほか、中国では2014年にケーブルテレビの大連天途有線が2014年に4Kチャンネルの正式放送を行っているほか、台湾やマレーシア、インドといったアジア諸国も4Kの放送実験を進めている。
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