“最も危険なロックンロールバンド”・首振りDolls、新作に寄せて

2019/05/23 18:02 配信

音楽

新体制となった首振りDolls。写真左よりショーン・ホラーショー(Ba)、ナオ(Dr、Vo)、ジョニー・ダイアモンド(Gt、Vo)

圧倒的なライブパフォーマンスを武器に、爆発的成長を続ける“今最も危険なロックンロールバンド”・首振りDolls。新メンバーを迎えて初めてのフルアルバム『アリス』が5月22日リリースされた。

アルバムのリード曲「黒い太陽」のミュージックビデオも解禁に。

これに合わせて寄せられた、ライター・武市尚子氏による解説文を紹介する。

クールかつ眩しい世界、彼らの未来を示す景色「黒い太陽」


ナオ(Dr/Vo)、ジョニー・ダイアモンド(G/Cho)を中心に北九州・小倉で結成された首振りDolls

地元である福岡のめんたいロックシーンを愛し、60年代70年代のパンクシーンとハードロックシーンを貪り聴き、その憧れを自らの音とし、それを個性に変え、ナオとジョニーは首振りDollsを名乗る様になった。

“最近の流行りのロックにはなりたくないという想いがあって、自分たちのルーツを大事にずっとやってきた”と語る彼らの音はどこか懐かしく、いなたい。

混じりっけのないロックンロールを叫び続け、昨年4月に「ミッドナイトランブラー〜真夜中の徘徊者〜」でキングレコードからメジャーデビューした彼らの音に、多くのアーティストや音楽関係者は飛びついた。

やはり彼らの放つ“往年のロックを彷彿させる個性”に引き寄せられたのだ。

生粋のロック好き、往年のロック好きが唸る“琴線に触れる音”が彼ら首振りDollsの魅力。それこそが首振りDollsであった。

しかし。そんな首振りDollsの音に変化が起こった。

それこそは、ショーン・ホラーショー(B)の加入だった。

ファンクやミクスチャーをルーツとする彼のアタック感の強いリズミックなベースプレイは、“琴線に触れる音”に新たな風を吹き込んだのだ。

2019年1月5日デビュー戦。

ナオ、ジョニー・ダイアモンド、ショーン・ホラーショーからなる3ピースロックンロールバンド・ニュー首振りDollsの誕生だ。

初めて音を合わせた日から、ニュー首振りDolls初となるアルバム『アリス』が誕生するまでに時間はかからなかった。

まさに、運命を感じずにはいられない。

5月22日にリリースされたニューアルバム『アリス』は、ロックシーンに一石を投じる意欲作に仕上がった。

そして今。現時点での最高傑作『アリス』のリード曲「黒い太陽」のMVが出来上がった。

現メンバーでの初のMVは、これまでにない首振りDollsのリズムの曲。

首振りDollsの新境地。

クールかつ眩しいこの世界は、この先の彼らの未来を示す景色。

首振りDolls第2章。ここからーーーー。

Writer 武市尚子

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