僕自身もイヌっぽくなってると思ってて「あの表情(愛犬の)クルミちゃんに似てたね」と感想を言われるとうれしくて。クルミと一緒に生活してなかったら、この役はできなかったかもしれない。初めての休演日に京都から帰って久しぶりにクルミに会ったら、今までで一番喜んでくれてね。いつもツンデレなのに、やっぱり俺のこと好きなんだ!と思って安心した。一日中ずっと一緒に遊んでた。
やっぱり僕は舞台が好きですね。1000本ノックみたいで鍛えられた「バリーターク」も、声を張ってノドつぶしてギラギラと燃えていた音楽劇「道―」も、僕にとっては大切な経験だけど、こういう日常を描く作品を僕はやりたかったし、いい形で見てもらえて満足してる。もうね、毎日ノーストレスだから。夜もぐっすり眠れるし、京都劇場近辺は何でもあるので、コンビニとか駅構内にもフラッと出掛けちゃう。「バリーターク」だとあの長ゼリフ心配だなと思うと、メークしながら復唱したりするけど、そういうのもない。ノープランで舞台に出て、感じるままにセリフを発してる感じがいい。力を入れず自然体でいろいろ試しながら、もっと高みを目指したいと思ってます。
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