レオナルド・ディカプリオの代表作といえば、今回放送される第70回アカデミー作品賞受賞の超大作『タイタニック(1997)』('97)で決まりだろうが、実は最も女性ファンの心をかき乱したのは、その前年に主演した『ロミオ&ジュリエット』('96)ではなかったか。
というのも、シェイクスピアの悲恋物語を現代のブラジルに置き換えた結果、アロハシャツを着たディカプリオ、いやレオ様のやんちゃな美しさが作品のテイストにどハマりしたのだ。気がつけば、ジュリエット役のクレア・デインズも充分以上に可愛いのに、なんだかレオ様こそがヒロインみたいな異常事態に。同性の自分から見ても、確かにこの映画のレオ様の美しさは神がかっている。
『ブラッド・ダイヤモンド』('06)は、ディカプリオが美少年/美青年という世間のイメージをぶち壊すかのようにワイルド化した時期の逸品。ダイヤモンドの密輸に携わるアフリカの元傭兵という役どころで、ストーリーも硬派なら、ディカプリオが全編かなりクセの強いアフリカ訛りで通しているのも聴きもの。妥協を嫌う役者魂がみなぎっている。
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