音楽活動に専念していた田中れいなが女優活動を再開したのは、2016年のミュージカル「ふしぎ遊戯 ~朱の章~」から。以来、主演4作を含め9作に出演。主演作以外も、本作のように準主演クラスの役を務めている。さらに、持ち前の歌唱力が評価され、ミュージカル以外でも田中は歌唱シーンを持つのが恒例に。彼女の歌声に魅了されたという絶賛コメントは、本作に限らずのこととなっている。
「信長の野望・大志」シリーズでは、オープニング、エンディングの両主題歌の他、劇中歌も披露。ミュージカルのように歌を主とするわけでなく、舞台上の芝居に溶け込ませるような、BGMのような歌い上げで劇への寄り添いを見せていた。
彼女の舞台を見て常に思うのは、モーニング娘。時代に歌、ダンスによるステージパフォーマンスを磨いたからこそ、今の表現力があるのだろうということだ。本業の役者に囲まれる舞台でも堂々とした芝居を見せ、「田中れいなと言えば歌」というポジションをしっかり築き上げている。
田中は8月に全国8都市を巡る主演ミュージカル「赤毛のアン」を控えており、今度は初の王道ミュージカルへの挑戦になる。そこではどんな芝居と歌を披露してくれるのか。モーニング娘。卒業から6年、ステージで磨かれ続ける姿に期待したい。
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