――桶狭間の戦いが起こったとき、お市は13歳か14歳。また芝居の表現が変わりそうですね。
そうか。考えないとですね。ってか、また10代！(笑) 私、立て続けに10代をやってますね。(※直前の2019年4月に「悪ノ娘」でリリアンヌ役、この後の8月に「赤毛のアン」でアン・シャーリー役)。
だったら！ ああ、でもなあ～。う～ん、ちょっと違うなあ…(と、しぐさと表情を忙しく変える田中)。小学生あたりだったら幼少期の市くらいまで戻れるけど、13歳、14歳って、子供と大人の中間地点みたいな年で、そこの表現って微妙なんですよ。大人びたしゃべり方は少し変えたほうがいいんだろうなと思いますけど、市の立ち位置によりますね。どういう役どころで、どういうセリフがあるのか。台本が来てから考えます(笑)。
――ライブではないとは言え、毎回新曲が増えるのは良いですね。次回もお市の歌が楽しみです。
ミニアルバムが出せるくらいの曲数になってきていて、そこは私も本当にうれしいです。
――舞台曲のミニアルバム、ぜひ出してほしいです。最後に、今後の活動についてのお気持ちをお願います。舞台、ミュージカルが続いていますが、ライブを待ちわびているファンも大勢いると思います。
先日、ブログにも書きましたが、5月21日でモーニング娘。を卒業して6年が経ったんです。私はステージに立つことが大好きで、それは歌でも舞台でも。けれど、今こうしてステージに立てているのは見に来てくださるお客さん、応援してくださるファンの皆さんがいてくれるからであって、そうでないと今の私はいないんです。
舞台に呼んでいただけるのも、主役を頂けるのも、ソロライブができるのも、モーニング娘。を卒業しても私を見たいと思ってくださる皆さんのおかげです。うれしいのは当然で、ものすごく力になっています。だから、私は自分に限界が来ない限り、ずっとステージに立ち続けていきたい。ちょうど今は舞台、ミュージカルが続いてますけど、もちろんライブは絶対に続けていきたいし、なんならすぐにでもしたいです。
――ひとまず次はミュージカル「赤毛のアン」ですね。ライブのお知らせも楽しみに待っています。
そうですね。頑張ります！
文・撮影：鈴木康道
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