2013年の女優デビュー以来、「表参道高校合唱部!」(2015年、TBS系)で連続ドラマ初主演、平成28年度後期・連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016-2017年、NHK総合ほか)で“朝ドラ”ヒロイン、そして2019年には「第42回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞するなど、類まれな演技力と“ヒロイン感”の強いピュアなビジュアルで着実にステップアップを続ける女優・芳根。
今回演じる楓は、大学卒業後すぐに司法試験に合格した秀才だが、テキパキと仕事をこなす反面、時折おっちょこちょいなところも見せる女性だ。
しかし、その内面には父親の事件の黒幕への強い復讐心を抱えているというキャラクターで、逃亡する結城とは別に、楓の視点からも描かれていく。
これまでシリアスからコメディーまでジャンルを問わず、さまざまな役を体現してきた芳根が、楓をどう演じるのか。
作品について、芳根は「登場人物の意外な関係や、裏の顔が次々と明らかになっていくので、どんどん先が気になる物語だなと思いました。『結城が娘を救うために逃亡する』という話を軸に、それぞれがどういう行動を起こすのか、私自身も楽しみです」と感想を。
そして、思い出深いデビュー作でメインを張っていた三浦と、数年後大きく成長し、より“近い距離”で本格初共演を果たすことについては「デビュー作は自分の中ですごく大事で大きな存在で、そのときご一緒した三浦さんともっと近い役で共演できることがすごくうれしいです」と感慨深い様子。
続けて「(当時は)まだ何も分からない中での撮影で、『いるだけ』という感じだったので、自分の中でステップアップした感覚にもなりますし、初心に戻れると思いました」と語り、「結城と楓は、最初は別々に動きますが、徐々に一緒のシーンも増えていくと思いますので、たくさんコミュニケーションを取らせてもらえたらなと思います」と意気込んだ。
また、初の検事役となるが「楓は私より年上の25歳ですが、監督からは『大人びた演技でなく等身大でやってください』とおっしゃっていただきました。
検事というお仕事の責任を感じながらも背伸びし過ぎず、『正義って何だろう?』と自分の中で問いながら演じていきたいと思います」と力強く前を見据えた。
※文中「ラスト・シンデレラ」の「・」は正しくはハートマーク
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