――今回のミッションは名古屋の“つけてみそかけてみそ”(チューブ型味噌)を持っている人を探せ!というもの。“つけてみそかけてみそ”は、名古屋ではそれほど有名なんですか?
田村「ほぼどの家庭の冷蔵庫に入っていると思います。何にでもかけますね。エビフライにかけたり、子供の頃はご飯に直接かけて食べる時もありました(笑)。名古屋の人はみんな知っていますよ。他県で知っている人がいるとしたら、名古屋から引っ越した人くらいじゃないでしょうか」
――でも、目的は思いのほか早々と達成されたそうですね。
田村「駅前で“つけてみそかけてみそ”知らないですかー、と言いながら歩いていたら、10分もしないうちに、ひとりの男性が“あれ、それ知ってるよ、持ってるよ”、って言って来てくれて。え、本当に持っているんですかって聞いたら“冷蔵庫に2本ぐらいあるよ”って(笑)」
水野「最初は平日だったせいか全然人もいなくて、声掛けたとしても“それなんですか?”という感じでした。これは苦戦しそうだなと思っていたんですが、対人に強い田村くんのおかげで、逆に早く終わってしまいました。やっちゃいましたっていう感じです(笑)」
田村「今回のミッションは確かにスムーズにいきましたが、それでもその男性の仕事が終わるのを待って自宅に訪ねなくてはいけなかったりしたので、時間は案外かかってしまいました。その間、観光したりご飯食べたりはできましたが。名古屋と埼玉って、そんなに離れていないじゃないですか。で、これだけ順調にいっても結構時間がかかることを考えたら、正直これが沖縄や福岡に行くとなった場合、番組として無理があるんじゃないかなと思いました(笑)」
水野「そうですね。他にもやらなきゃならないミッションが幾つかあるので、実際はかなり過酷だと思います」
田村「今後はこんなに上手くいくことはないと思います。これは奇跡が一発目に来ただけなんで、たぶん普通に探したら難しいですよ」
――今回の旅でお互いの新たな一面が見えたりした部分はありましたか?
田村「1ミリもなかったですね(笑)」
水野「グループを結成して、もうすぐ10年目に入るので、さすがに知らなかった部分というのはあまりありませんが、とにかく頼もしかったですね。田村くんはチラシ配りが得意で、いろんな人に向かっていけるところは本当に助かりました。だけど暴走もするので、一人の方が良かったかなとも思いました(笑)。でもやっぱり、この2人じゃなかったらできなかった、ということがちゃんと表れているのがこの番組のいいところだと思いますね」
――お2人が思う名古屋の魅力や文化などをお聞かせください。
田村「名古屋は閉鎖的と言うか恥ずかしがりやというか、特にエンタメに関しては自分の興味があることしか受け入れないようなところがあります。でも一度受け入れると家族みたいな感じがあって、そんな家族愛や地元愛が強いのが名古屋の魅力だと思います」
水野「他の地域に負けないぞ、という気持ちが強いですね。野球チームでもサッカーチームでも、そう例えばドラゴンズにしてもグランパスにしても、他のチームに負けない結束力を感じます。あとモーニングの習慣や食文化は全国に注目されていますし、エンタメも僕らボイメンが一からスタートして広めましたね。こんなふうに他とは違う独自の文化が、ちゃんと地元の人に根付いているのが、まさに名古屋のいいところなのかなと思います」
――今回のロケ地、大宮でそんな名古屋とボイメンの魅力を伝えて回ることができましたか?
水野「どうなんでしょう。でもあまり名古屋を語りすぎると引いちゃいますよね(笑)。持ち前の明るさは発揮できたとは思いますけど、だいぶ暴走もしましたしね。買わんでいい物も買ったし(笑)」
田村「ジャンプを買いました(笑)」
水野「観光マップを買うつもりで本屋さんに入ったら、勝手にジャンプ買ったんです(笑)」
田村「100万円の中からだったら何に使ってもいいと言われたので(笑)」
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