――亮多らが曲を披露する学園祭のシーンは見学にも行かれたそうですね。先日、佐野さんを取材させていただいたときに、「ご本人が見ている目の前で歌うのは緊張しましたけど、すごくいいって言ってくださって、本当にうれしかったです」とコメントされてました。
あははは。そうそう。(緊張させちゃうだろうから)最初だけ挨拶して、あとはずっと隠れて見えない場所でこっそり見てました(笑)。
――演奏をされている皆さんの姿を見ていかがでしたか? キヨサクさんのバンドも当初はすごく緊張したとおっしゃっていましたが。
ポテンシャルが本当にすごいなって思いましたね。役者さんはさすがだなと。バイタリティーがあるというかね。(イン前に)半年の練習と、撮影期間2カ月で、それぞれ自分自身が役の為に上手くなりたいということももちろん、音楽に触れて、音楽を楽しいと思いはじめて上手くなりたいって思い始めて。
そのどっちもの感情が自然と生まれていたと思うから、音楽をやってる僕らや、音楽に携わっている関係者が見ても、伝わるものがあるというか。それぞれの個性が、そのまま音にもなっていたと思ったし。リアルにバンドが成長していってる感覚があったし、それが映画の中でも描かれていたし。本当に実際にいいライブするんですよね。
俺たちが20年かけてようやくここまで来たのに、この子たちは半年と2カ月でモノにして、すごいなと(笑)。このまま音楽の道に行っても、面白いことになるんじゃないかなと思いましたね。
――舞(山田杏奈)がコードを抑える指のぎこちなさも、すごくかわいいですよね。
そうそう。その辺りもいいなと。上手く弾こうとしてるんじゃなく、本当に頑張ってる感じというかね。そこも伝わると思うし。そこも本当にリアルなんですよね。
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