野沢雅子、変わらぬ声の秘密は能天気さにあり?「朝起きてすぐに“かめはめ波”が撃てます!」

2019/05/29 06:10 配信

アニメ

目玉おやじは、鬼太郎が年を取った姿という設定で演じています(笑)


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──そういえば、声優の神谷明さんは、「われわれが歩く道の先を、常に野沢雅子さんが歩いている。いつもパワーをもらっています」とお話しされていたそうです。

いえいえ、私は、皆さんを引っ張っているだとか、先頭を切ってやっているとか、そんな大それたことは一度も思ったことはないですよ。ただ、「マコさんが現役でやっているから、私たちも頑張れる」と思ってくれる方もいらっしゃるみたいで、それは本当にありがたいなと思います。

でも、キザな言い方になっちゃいますけど、私は本当に“声が出なくなる”という状況が想像できないんですよね。大きい声を出そうと思ったら、自然と「ダーッ!」って出ちゃうから…何なのかしら?(笑) 生まれたときからそうなんですよ。能天気な性格が功を奏したのかもしれませんね(笑)。

──先ごろ、「Newsweek日本版」(2019年4.30/5.7合併号)の「世界が尊敬する日本人100」のArtists Entertainers(創造力で魅了するアーティストたち)の1人にも選出されましたが、それもむべなるかな、ですね。

「えーっ!? それは初耳です。“世界が尊敬する”なんて、そんな…。私、誰かから尊敬されるに値するような人間じゃないですから(笑)。でも、選んでいただいてとても幸せです。私としては、ごくごく普通に生きているだけなんですけど、そんな風に認めていただけると、(この仕事を)やってきてよかったなって思いますよね。

「ニューズウィーク日本版」2019年4.30/5.7合併号(CCCメディアハウス)の特集「世界が尊敬する日本人100」で、「Artists Entertainers」の一人として野沢雅子が選ばれた


──ところで、野沢さんは現在放送中の「ゲゲゲの鬼太郎 第6シリーズ」(フジテレビ系)で、目玉おやじを演じられています。かつて鬼太郎を演じていたこともある野沢さんですが、時代を超えて“親子”を演じるにあたって、どんな心境で臨まれているのでしょうか。

私が鬼太郎の役をやっていた頃から、もうずいぶん経っているじゃないですか。だから、自分の中では「鬼太郎が年を取って目玉おやじになったんだ」という設定で演じています(笑)。でも、目玉おやじがかっこいい男の人になったとき(第14話「まくら返しと幻の夢」2018年7月1日放送)はびっくりしましたね。「え~っ、誰が出てきたの?」って(笑)。

──では最後に、「ドラゴンボール超 ブロリー」のブルーレイ・DVDの発売を楽しみにしているファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。

映画の良し悪しを語るときに、「ここがよかった」とかではなくて、全部見終わったときに「うん、面白かった!」って満足できる映画が、一番いい映画だと私は思うんです。そういう意味で、この「ブロリー」は、文句なしに“いい映画”です。だから…ぜってえ見てくれよな!(笑)